断熱性が良くても、気密が悪いと快適性が良くならないと言う話を耳にした。
断熱だけが高くても暖かい家にはならない・・・温まった空気は上昇して、隙間があったら逃げてしまう・・・すると下から冷たい空気が入って来て、足元は冷たく、頭は暖かいという状況になり、不快な状態を作ってしまう・・???
なかなか、興味深い状況が作り出される住宅があるものだと、まぁ、多くの既存住宅は、確かに、足元寒くて天井に向かって行くほど、暖かい空気があるものです。
この問題を作っているのは、気密では無く、断熱施工の問題なのだと。
気密が悪い事が原因で、足元から冷気が侵入してしまい、室温が低下してしまうと言う事は、断熱性能が悪いからと・・・。
暖房を掛け続けている状態で、足元が冷たいのは、冷気の侵入では無く、床の断熱不良が原因と思う方の方が多いと思ってしまい・・・。
空気は、熱の影響を受けやすいので、冷気が侵入しても、「秒」で室温の暖かい空気の影響を受けて同じ温度になるのですから。侵入してくる冷たい空気によって床付近の空気が冷たいのではなく、床の断熱不要によって、床下の冷たい熱の影響によって、床自体が冷たくなっている事の方が原因としては大きいのだと・・・色々な考えをする方がいるのだと・・・。
断熱性能が悪い家でも、気密を上げる事で、熱をとどめられるのは分かるのですが、24換気をしているので、給気によって冷たい外気は入って来るものです。床から冷たい空気がと言われても、給気の為の給気口って100パイ(直径100㎜)ですが、給気によって室温が下がる事は、暖房し続けている間は少なく、これ以上の隙間が床にあるっていうこと自体が問題で、断熱していると言え無いと・・・。
床の断熱不良を気密不良と・・・足元が冷たいのは、気密不良では無く、断熱不要によるものだと・・・まぁ、色々な考えがあるのだと改めて感じました・・・瞑想してしまいそうなので・・・。
気密が大切という話は多く耳にします。私は、現状では、断熱施工が正しく行われることで、造られる建物の基本性能=断熱性能が高い事が重要で、そうなっていたら、気密をより高める方向になるかもしれませんが。現状は、断熱性能があまり高くなく建築されている住宅が多いい事があるので、気密押しの話は如何なものかと・・・。
有名な、設計士や建築会社の方などは、ご自身で作られている住宅の断熱性能が高い事が分かっているので、より良くするために、気密の重要性を話しているのだと思います。
前提が、高断熱の家・・・。
断熱性の高い住宅が建てられない建築会社が、幾ら気密を頑張っても、ただ、気密が高い住宅になってしまうので、経年変化的に断熱性能が下がってしますと・・・。
注文建築で、住宅建築を検討されている方は、断熱施工が正しくできる事を前提として、気密性が高い施工を行う建築会社を探すのがいいのだと・・・。
セルロースファイバーを使っているのに、室内側に胴縁を入れてしまう事で、胴縁部分で気流が発生してしまう造りを何故かしている建築会社があります。この胴縁は、防湿気密層と石膏ボードの間にあるので、悪く言うと湿気だまりになってしまうのではと・・・。温度差が出来てしまうと、大量結露の原因になるのが心配です。胴縁材に結露水が含まれて、カビが発生してしまうだけでなく、腐食してしまう可能性が無い事は・・・。
充填式の断熱材は、正しく施工ができれば、切れ目がなく連続した施工がし易いので、断熱材自体の性能が発揮できるものですが、シートの貼り方と充填量が均一でないと、大きく膨らんで直接、石膏ボードを貼ると壁が平らにならなくなることがあります。シートの貼り方を変えると、手間と時間が掛るので、胴縁を入れたくなるのは分かるのですが、気流が発生しないとは言い切れないので・・・如何なものかと・・。
それでも、性能が出ている方なのでいいのだと思いますが、勿体ない気がしてなりません。大きなお世話ですかね・・・。
断熱性能は、少しくらいと思ってしまうと、その程度の性能になってしまう。考えられる問題を拾い出して、1つ1つ確認して対処する事が大切に・・・。
どれだけ、チェック機能があるか。
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