断熱は、原理原則を理解して行う 

室内空気改善断熱

断熱改修を行おうと考えると、高額になる事から、諦めてしまいがちです。

断熱の改修は、部分的に行うと、改修して断熱性能が向上している空間と、既存のままの断熱性能が低い空間が1つの建物の中に発生してしまう・・・。

これって、あまり良くない事だと、想像がつくと思うのですが・・・。

建物に関わらず、バランスが大切ですので、バランスが崩れると良くないなぁ~とは、何となく分かる気がします・・・が、部分的にでもよくなると考えると、深く考えられなくなるのかもしれません・・・。

石膏ボードとプラスチック系断熱が一体になっている商品があり、室内の壁天井に施工する事で、施工空間の断熱が向上する。

いい商品だと思いますが、部分断熱を促すようで・・・。

外壁面を、グルっと1周、貼る事が出来ればいいのですが。

切れ目なく連続してなので、間仕切り壁部分で連続性が途切れてしまう事を考えると、室内の壁をグルっと張ると言う発想になるのは分からなくもないのですが。

それでは、部分断熱になってしまいます。

各室の壁に施工しても、間仕切りと壁内での温度差が発生して・・・。

対流熱による熱の移動が・・・。

私が考える施工方法として、ベストな施工は、内部スケルトンでの利用です。

構造が見える状態であれば、切れ目なく連続した施工が可能です。(;^ω^)

注意点としては、床下と小屋裏の気流を止めること、気流止め施工さえしていれば、効果は大いに望める事と思います・・・。

なのですが、構造が見える状態であれば、断熱施工のやり直しができるので、どうなのでしょう・・・

付加断熱として考えると友好的になるのでいいのだと・・・どうせ、ボードは貼るのですから、少し、大分お高くなりますが、その分性能が良くなると考えれば・・・。

いいのだと思います。

※注)正しい施工で行われる事が条件、施工が悪いと高くなっただけになります。

以前にも、マンションでの利用で紹介しているので、マンションの場合は、効果的だと思います。

採用するなら、マンションがいいですね。

戸建ての部分改修は、マイナス作用が怖いので、要検討が必要だと思います。

戸建ての断熱改修のポイントは、

基本の断熱施工の見直し、サッシ選択、換気システムになるでしょうか。

断熱材を見直すのではなく、断熱施工ですからお間違えの無い様に。

注文建築も同じです。

断熱施工の確認、サッシ仕様の確認、換気システムの確認。

基本性能に関わる部分をしっかり確認する事が望まれます。

断熱改修は、リフォームと言うより、新しい価値を添加するのでリノベーションですね。

リノベーションの場合、予算のバランスが大切ですが、予算重視で進めると中途半端な施工になる事が考えられます。

基本性能をバランスよく改善して、本当の意味での、新たな価値を添加できる方法を選ぶ様にしたいですね。

原理原則を理解していれば、予算を掛けずに、改善する方法はあります。

建築会社の腕の見せ所でもあります。

いい提案を貰えるといいですね。

施工は出来ませんが、相談なら乗りますけど・・・。

その際は、「シャイニング」シリーズの提案セットです・・・。(;^ω^)

読んでいただきありがとうございました。

コメント