断熱性能向上=室内空気環境改善

室内空気環境改善

既存住宅の付加断熱による断熱改修は、過去に多くの建築会社が行っています。

しかし、施工当初は、断熱性の向上を感じても、数年で効果が低下してしまうという問題が多く見受けられたと・・・。

既存の外壁に、胴縁を打って、間にグラスウールを入れ、上からサイディングを貼るという施工です。金属製のサイディングで断熱が付加されている素材を貼るというものも有ったと・・・。

最近は、ほとんど行われなくなっていると思いますが、もし、施工を提案され検討していたら考え直した方がいいと思います。

少し前まで、断熱強化は、断熱を付加すると良いと、断熱材があれば断熱性能があるという勘違いが随分長く続いていたと・・・。

その間違いは、サッシ性能が高いサッシに変えると断熱性能が高くなるという話に変わり。

最初は、ペアガラスにすると・・・から、内窓設置となって、外壁に断熱材を付加する形の断熱改修と同じで、施工直後は良いが、徐々に断熱性能が低下していくという問題が・・・。

ここ10年位で、住宅の断熱性能が高くなったと思いますが、当初は、サッシ性能の向上による断熱性能の向上になっていると・・・。

根本的な改善がされない事から良くはなっていても、今までの住宅より少し良くなった程度なので・・・。

いや、もしかすると、建物の基本性能が変わっていない状態で、サッシ性能のみアップしているので、マイナスに働く事も考えられたりします。

サッシ改修で、リビングのみサッシの性能をアップすると、リビングのサッシから結露は消えても、変更していない、他の場所のサッシで多く結露が発生して・・・。

湿気、水蒸気は、温度の低い所に集まりますから、温度が下がりがちな、北側にある浴室や洗面所、トイレもそうですね。玄関は、場所に関係なく温度が下がり易いので。

こういった場所のサッシ廻りは、結露水を浸透して腐食の原因になってしまう。

構造に大きなダメージン位なることは無いと思いますが弱くなっていると考えられます。

また、壁の中の、グラスウールに水分が含まれ、しぼんでしまう事で断熱材としての機能しなくなると、リビングの断熱性を良くするためのサッシの性能アップが、建物自体の断熱性能を下げる事につながってしまう・・・。

既存住宅の断熱改修は、中途半端な形で行わない様にしないといけません。

断熱性能が低下している住宅では、室内の空気環境は悪いと考えていただいた方がいいのだと。

空気環境を悪くする原因は、結露によるカビの発生、からのダニの繁殖による、ダニの死骸やフン等のハウスダストが増えることによって空気が汚染されて行きます。

その他にも、断熱性能が低い事での空気汚染はまだあります。

最近の問題は、柔軟剤などに含まれる、マイクロカプセルによる空気汚染、消毒や抗菌、除菌スプレー等による空気汚染も深刻だったりします。

これらの物質は、身体に蓄積されて悪さをしますから、身体に出る影響には個人差がありますが、何かしらの影響が無いわけではないと・・・。

これらの物質による影響を一番受けやすいのは、小さなお子さんになります。

これから住宅を購入される方は、断熱性能は十分に考慮して建築会社選びをされると良いと思います。

既存住宅の方は、体調が悪い人が居ないからと安心せずに、断熱改修を検討される事をお勧めしたいです。

断熱性能の高い住宅にされたら、内装材も、こだわっていただければ・・・。

材料メーカーと共同開発した、健康塗り壁材「シャイニング」シリーズは、植物抽出液「BANSEI」を添加することで「高い調湿作用と抗酸化作用」が期待できる。

身体の還元作用を可視化する事が出来る唯一の素材です。

読んでいただきありがとうございました。

コメント