熱は高い所から低い所に流れる 

室内空気改善断熱

熱は、動くことで伝わります。

高い所から低い所に。

現在、サッシ(窓)の性能は高くなっています。

サッシ(窓)の性能には、耐風圧性、水密性、気密性、断熱性、遮音性の5つあり。

耐風圧性は、強風など内外からの力に対してどの程度耐えられるかを示す性能。

水密性は、屋内への雨水侵入をどの程度防げるかを示す性能。

気密性は、サッシの隙間からどの程度の空気の出入りが有るかを示す性能。

断熱性は、屋内の熱移動をどれくらい抑えることが出来るかを示す性能。

遮音性は、屋内・外への音の出入りをどの程度遮ることが出来るかをします性能。

重視されているのは、主に、断熱性と気密性になっていると思います。

その中でも、樹脂サッシが、現状、一番いいサッシ性能を発揮するとされているかと思います。

十数年前に、樹脂サッシを薦めると、劣化についての不安があるとお話を受けました。

まだ、アルミサッシ全盛の、国内メーカーが樹脂サッシを造っていなかったと言う事もあったので仕方がない所です。

原因は、他社の営業マンによる営業トーク「樹脂は、変色したり、変形してしまうので良くない」と説明されたと・・・だから、「アルミサッシがいいですよと・・・」。

今、そんな話をする住宅販売営業はいませんが、たった、十数年前には、実際にあった話ですから笑えます。

現在では、樹脂サッシが1番で、アルミと樹脂の複合サッシがギリギリのラインになる感じですかね。

ガラスも、ペアガラスからトリプルガラスに変わりつつあります。

5枚ガラスもあるくらいですが、流石にやり過ぎではないかと・・・。

個人的には、樹脂よりも木製がいいと考えていますが、木製サッシとなると、スウェーデンサッシかドイツサッシと輸入に頼る形になるのが、難点になると思っていましたが、ドイツサッシを国内生産している素晴らしい会社があると言う事です。

また、探すと、国産木製サッシを独自に制作されている会社もあります。

差額は出ると思いますが、価格を比較して、住宅設備のグレードを下げてでも、木製サッシを選ばれる事を考えられると良いと思います。

差額が、100万円以下であれば、木製サッシを選ばれてもいいかと、35年ローンで月々2500円プラス位ですから・・・

すいません。

熱の話でしたね。

改めて、熱は、動くことで伝わります。

高い所から低い所に。

冬は、屋外の温度が低く、室内を温めるので、温度が低い所に暖かい空気が流れ込んでいくことになります。

既存の住宅だと、温度が低い部分は、サッシとなりますので、サッシの周りに、暖かい空気が流れます。

また、各室暖房をしていると、人が居ない部分、廊下や玄関、洗面所やトイレと言った場所の温度が低いので温かい空気は、暖房している部屋から流れていきます。

サッシが、1枚ガラスでアルミ製だと思います。

ガラスもアルミも熱を通り易い素材ですから、表面温度は、ほぼ外気と同じになりますから、暖房によって暖められた湿った空気は、さっしに触れた瞬間に結露となります。

サッシは、結露でベチャベチャでは・・・。(;^ω^)

廊下や玄関のサッシ、玄関ドア。トイレや洗面所のサッシも同様に結露が・・・。

拭き取れば、無かったことになると思いがちですが、枠の隙間から造作材を濡らし、構造材も濡れてしまう可能性が高いので良くないと・・・。

冬でも、条件が整ってしまうとカビは発生します。

結露対策は、住宅寿命にも関わる問題ですから気を付けたいですね。

熱の影響を受けにくい、樹脂サッシでペアかトリプルガラスか、木製サッシトリプルガラスが結露発生を抑えることにつながります。

ただ、注意したいのが、樹脂でペアガラスかトリプル、木製トリプルだからと言って熱が伝わらない訳ではありません。

内外両方の熱の影響を受けます。

屋外の熱は防ぐのは出来ないと考えると、何もしなければ、例え樹脂でも木製でも冷たくなります。

重要なのは、室内の熱の影響です。

サッシに、室内の熱が当たっていなければ・・・。

カーテンなしで過ごすのがベストです。

カーテンが無ければ、サッシも暖房の熱で温まりますので、温度差が生まれにくくなりますから・・・結露は出ません。

断熱がしっかりしていて、熱が逃げない建物なら・・・。

長くなるので、続きは次回に・・・。

読んでいただきありがとうございました。

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