2重断熱の住宅が増えてきた? 

室内空気改善断熱

外壁に付加断熱を入れて、2重断熱を行う建物が出てきました。

通常の、内断熱と呼ばれる壁の中に入れる断熱に加えて、外断熱をプラスして断熱を強化するものです。

正しく施工を行うと効果は高いと思いますが、正しく施工がされないと70~80%位の性能しか発揮できないと考えられます。

20~30%ロスしていると言う事です。

内断熱工法で使用する、グラスウールやロックウール、セルロースと言った断熱材の施工不良は少ないと思いたいのですが、外部に施工するプラスチック系断熱材の施工については、施工不良と言うかひと手間足りない形で多くの熱をロスしている事が多いと。

特に、外壁の仕上げでサイディングを使用しているケースでは多い様です。

プラスチック系断熱材のパネルを覆う形で仕上げると少し軽減されると思いますが、経年での変化によるロスは新築から数年経つと表れてくるものだと思います。

断熱の基本は、切れ目なく連続して・・・になりますが、連続性が弱まることが考えられるからです。

プラスチック系断熱材のつなぎ目に気密テープを貼って連続性を出すのは良いとして、テープですから剥がれる可能性は0ではない。

経年による劣化によって粘着力が減ることで連続性は失われると考える方が自然では。

連続性が途切れ、隙間が生じて空気が流れこんだ段階でその部分の断熱性能は下がります。

テープの劣化によって剥がれた部分が増える事で、年々、断熱性能が下がっていくと・・・。

断熱性能が健康に与える影響が高いと知られてきても、実際に、建築会社や施工する職人の意識を高められているかと言うと、また別の話になってしまいます。

職人の意識が高くても、手間を掛ける=費用が掛かるので建築会社が手間を掛ける事にNoと言うケースは考えられるかもしれません。

断熱施工は、少しの手間を惜しむと大きな差となって出てきてしまう事が往々にしてあります。

と言っても、20年30年前の住宅から比べると雲泥の差があるので、それで良しとしてしまう所が有るかもしれません。

とても勿体無い気がします。

費用が高いものは、いい物だと信じたいですが、住宅に関しては、価格が高い事が住宅の価値に結び付かないところが多いものなので見極めが大切になります。

下手に、費用を掛けて新築を建てる位なら、価値が0と考えられてしまう築10年以上の中古住宅を購入してリノベーションをした方がいいと思ったりします。

建物価値0ですから土地の価格で建物が付いてくると考えるとお買い得だと思います。

リノベーション知識があれば、の話ですが・・・。

リノベーション知識=断熱改修知識

築年数によりますが、程度がいい建物で1000万円の予算があれば、水回りを素どっかえして、内装壁天を健康塗り壁材「シャイニング大地」で仕上げ、気流止めと外壁の断熱改修を行い、サッシを内窓にする事は可能だと思います。

土地を買って新築と考え、土地と別に建物予算2000を予定していれば、内部スケルトンによる構造補強強化(耐震基準に準ずる)と間取り変更、基礎補強(繊維系)ができると思います。

断熱性能が高くして、内装に健康塗り壁材「シャイニング大地」仕上げを行えれば、合板クロス仕上げの新築住宅よりも快適に。

読んでいただきありがとうございました。

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