今日は、空気清浄機の話です。
壁内結露が発生してしまう住宅で空気清浄機が無意味と投稿しています。
それは何故か。壁内結露が発生してしまう住宅は隙間が多いからです。
空気清浄機が正常に機能する環境が必要になります。それは隙間が無い空間です。
何故、隙間の無い空間化と言うと効率が悪くなるからです。
通販番組で空気清浄機を取りあがる際、アクリルボックスに空気清浄機をいれて、スモークを出して吸わせる実験見た事ないですか。
一瞬にして空気清浄機が煙を吸い込んでしまうやつです。
「凄い!!」と思って電話注文してしまった人は多いと思います。
一瞬にして煙を吸ってしまうのは、密閉されたボックスに入っているから。
では実際に、空気清浄機を使用する居室空間は密閉された空間でしょうか・・・。
「否」床と壁、天井と壁、サッシ、コンセントスイッチボックス、建具、給気口と隙間が多い空間で、アクリルボックスの様な密閉空間ではありません。
強力な吸気能力があったとしても、隙間から外の空気が流れ込んでしまったら、空間の空気をきれいに吸い込むことは出来ないですよね。
換気と同じです。余計な隙間があると余計な空気が入り込んでしまい、換気扇周辺の空気しか吸えない状況になる。
また、フィルターを取って塵を取り除くと言っても細かい粒子例えば、PM2.5の大きさが2.5㎛(1㎛=1㎜の千分の1、0.001㎜)この大きさを通さないフィルターって、スイッチ入れて給気を吸ったら抵抗が掛かって飛んでいそうです。イヤ飛びます。
目が粗く細かい粒子は素通りしていると考えるのが、素直な意見ではないでしょうか。
実際に、空気清浄機メーカーの言う通りの性能が有ったとしたら・・・。
クリーンルームになってしまいます。なってませんよね。実際は・・・。
フィルター以前に、空気清浄機の、周辺空気しか吸えないので関係ないですが。
隙間が多ければ多い程、空気清浄機周辺の空気しか吸えないので、古い住宅は、断熱改修による気密アップを図る必要があります。
間違えても、気密を良くしたいと相談してはいけません。
結露発生住宅でカビだらけの冬寒くて夏暑い家にされてしまいます。
断熱を強化することで、気密を高くする。高断熱高気密住宅にすることが、空気清浄機を効果的に使える住宅にする方法になりますが、空気清浄機の為に、行う施工ではないので換気効率を上げると考えた方がいいですね。
そうすることでプラス空気清浄機も機能する・・・。
それよりも、室内空気環境を変える内装材を選択する方が効果的だと思います。
材料選択が難しいので注意が必要です。
建築会社に相談すると、建築会社で使っている商品を進められてしまうので、下調べをした方がいいですね。どんな商品を使っているかくらいは調べておかないと・・・。
勧められるままに採用するのはやめましょう。
一度、施工してしまうと塗り直しの手間が多くかかってしまう事があります。
そんな時はご連絡ください。
ゴールデンウイーク中に、空気清浄機を購入される予定の方!ちょっと良く考えた方がいいかと・・・。
読んでいただきありがとうございました。
コメント