1900年後半に、シックハウス症候群や化学物質過敏症等、揮発性化学物質による健康被害が騒がれだし、2000年代に入り、F☆☆☆☆、24時間換気システムなどのシックハウス対策が行われるようになり。自然素材で作る住宅の建築が増え始めました。
当時、数えるほどしかなかった。自然素材建築屋さんも、今では、ほとんどと言っていいほど多くの建築屋さんが、何らかの形で自然素材を使ってます。
本気で自然素材を行っている会社もあれば、自然素材風住宅もあります。
選ぶ側からすると良くわからないと言うのが正直なところでは。気持ちわかります。
数年前から、断熱性能が高い住宅に住むと健康にという事から、多くの建築屋さんが高断熱を謳って建築を行っています。
近畿大学I教授が、約2万人を対象とした調査を行い、断熱性能の高い住宅に住み替えることで健康になる事を発表されてから、断熱性能が高い住宅がいいと多くの建築屋さんが言い出しました。(不思議なことにテレビでは、大きく取り上げる事は無く。スポンサーさんへの配慮でしょうね。)とてもいいことで、断熱性能が高い家が増えると期待していましたが、そんな、うまい話はありません。2010年に次世代小エネルギー技術が発表され、だれも何もしないので、2012年から講習を行い。2020年から義務化と言っておきながら、2019年12月に見送り。
省エネ施工が義務化されず、1年あけて、説明義務が来月から実施されます。
私も、省エネ技術者講習を2012年に受講していますが、先日、改めて、オンライン講習を受講しました。
講習の最後の方に、「省エネ住宅の考え方と設計・施工のポイント」という講座が約1時間12分ありました。
2012年に受講した際は、この内容を半日受けた記憶です。それが1時間12分。
(※8年前は、気密化について簡単に説明する程度でしたが、気持ち多かったかもしれません。)
次世代省エネ施工技術を使って施工することが基本ベースで、説明義務がされるのがいいと思うのですが。説明だけするようで何とも。
現在でも、断熱性能が高い住宅は増えている様ですが。実際の性能は如何なものなのでしょうか。説明義務化で増えていくのか。
計算式で床壁天井に何ミリ何の断熱材を入れて、サッシを何にする?アルミと樹脂の複合、樹脂、ガラスは、ペア、Low-E付、トリプルと選んで数値を入れて合計が基準値になれば、断熱性能が高いなんて・・・。
まぁ、良くなる前提で考えると。高断熱することで高気密になるのと、湿気は室内で処理する形になるので、室内、内装材に何を使うかは重要になると。
「24時間換気システム」だけの換気では、揮発性化学物質、湿気等で改善するのは難しい。かといって過剰な換気システムを導入しても・・・。コロナの影響で、「ステイホーム」家で過ごすことが増え。今後、仕事の仕方も変わる中で、住宅の室内環境はより重要になる。そうでなくても、結局長くいる家の中は、快適な空間であってほしいです。
快適で健康に暮らせる住空間作りましょう
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