連続性はあっても切れ目ができて 

室内空気改善断熱

建物本体の壁内にある空気を大きく動かさない様にする事によって、壁が空気層になり、外気の影響を伝えにくくすると共に、内部の暖房熱を逃がしにくくなる事で、断熱性能が上がる。

壁の中で、空気が動くことで断熱材が機能しない状態になっている。

断熱材を覆うように空気が動く状態は、断熱材としての機能が低下してしまう。

空気の動きは、断熱に与える影響は高い。

床裏に断熱材があるのに、底冷えがするのは、断熱材が機能していないから。

その理由が、断熱の基本である、切れ目なく連続して施工がされていないから。

床の断熱には、プラスチック系断熱材を使う事が多いと思いますが、根太と根太の間にプラスチック系断熱材を挟んでいるだけなので、新築もしくは、リノベーションで施工した直後は、連続性が保たれ切れ目もない状態ですが、年数が経過して、根太木が痩せてしまう事で、隙間が生じて、切れ目が生じてしまい、徐々に断熱性能が低下していく。

木が痩せて、プラスチック系断熱材が落ちてしまわない様に、L型のステイで落下防止をしている事もありますが、プラスチック系断熱材が落ちない様にするだけで、断熱性能を維持するものではありません。連続して施工はされていますが、切れ目が出来ている事が問題になります。

床側から、気密テープで連続性を保てるようにして、切れ目による空気の流れを止めるのは悪くないのですが、テープの粘着性が落ちると隙間ができるので、切れ目が生じて断熱性能を低下させる。

もし、気密テープを貼るのであれば、床裏の基礎側で貼った方が効果は高い。

床下に入って貼らないといけないので、大変な作業となりますが・・・。

経年変化によって、木が痩せることで、発生した隙間に空気が回って、断熱材を床下の空気が覆ってしまう事での断熱性が低下し難くなるので、基礎側から抑えて隙間を無くした方がいいと思います。

床下に潜らないと分からなくなるので、確認するのが大変ですが、可能なら床下に入って・・・。

落ちている様なら直す事をお勧めします。

気密テープを貼るのもよし、個人的には、隙間にウレタンを吹き込む事をお勧めします。落ちていなくても、全ての隙間にウレタン充填すると、落下防止になるのでいいと思います。

新築の施工でも、リノベーションでも、YouTubeで、床断熱でプラスチック系断熱材の断熱材を利用する場合、プラスチック系断熱材を挟むだけでなく、隙間に発泡ウレタンを充填する事をお勧めします。

多くの施工は、連続性が有っても切れ目が出てきて断熱性能を下げてしまっているので、底冷えを起こしてしまいます。

物件によっては、断熱材自体が入っていない場合もあります。

是非ご確認を・・・(;^ω^)

床断熱を新たに行う、手直しをする場合、床下に入るには、キッチンの床下収納庫位だと思います。

その場合、プラスチック系断熱材の断熱材を入れるのは大変なの、かなり難しいと思います。

考えられる方法としては、和室からのアクセスでしょうか。

畳を上げて、畳床を剥がせば、できない事は無いと思います。

使用する断熱材は、グラスウールを使うのも1つですが、床側が透湿で基礎側が防湿になるのがどうなのか・・・多分、問題ないと思いますが・・・。

市販のウレタン剤では難しいのですが、ウレタン業者にウレタンを拭いてもらうのが気流止めも含めて出来るのでいいのですが・・・。

明日あたり、床下に入って色々見てみるのもいいと思います。(;^ω^)

床下収納庫のユニットはアルミ製のものが多く使われていますが、床断熱を直した場合は、気密と断熱性の高い樹脂枠のものに変更するのもお忘れなく・・・。

読んでいただきありがとうございました。

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