昨日の投稿で、「と考えると、断熱は何を使っても変わらないので(正しく施工すれば性能は変わらない)予算に合わせた素材を選べばよくなります。」とありましたが。
その前に、屋根の断熱にセルロースを使っているじゃないかと思われた方いらっしゃると思います。
・・・・思いませんでしたか・・・。
グラスウール、ロックウール、ウレタン等ある中で、「何でセルロース?」と思われるかもしれませんが。
個人的に好きだから・・・と言うのも少しありますが、連続して切れ目なく施工がし易いと思っているからと、湿気が含めるという所です。
大丈夫だと考えていますが、突発的な要因で小屋裏内に湿った空気が廻り結露が発生する事が無いとは言えません。(;^ω^)
セルロースであれば、湿気を含むことができるので結露になることは無く、仮に結露が発生しても、ホウ酸の効果なのでしょうかセルロース水に浮きます。水をはじくので水分が含んで、それが原因で構造の木を腐らせることは無いと思います。
注)雨漏れらしい痕を見つめても、「雨漏れがした!」と騒がず慌てずに施工会社に連絡して確認をしてもらいましょう。雨が降っている時に気が付いた場合は、よく確認してもらうといいですが、雨が降っていないのに発生する場合は、ほぼ結露だと考えられます。原因は、色々考えられますが、断熱の欠損や空気の対流・・・。
建築された会社なら原因は分かるはずですから・・・。多分・・・。
セルロースは、水をはじくので結露水が含まれることは無いのですが。
グラスウールやロックウールの場合、結露を吸ってしまうので問題が大きくなる可能性があると思っています。
結露を吸ってしまう事で発生に気が使いない・・・。
気が付いた時には、垂木や野地板が腐食して本当の雨漏れの原因になってしまう事が有るかもしれません・・・。
また、仕上げ材にガルバを使用するので、雨が降るとバタバタバタバタとうるさくなるのでセルロースの防音によって軽減できるからです。
あっ、下地忘れてましたね、縦桟の上に直ぐ遮熱シートって・・・9㎜コンパネ敷いて遮熱シートでガルバ仕上げ。
まあ、屋根に上がることは無いので、無くてもいいかもしれませんが、職人が大変なので、施工性を考えると入れた方がいいかもしれません。
ただ、音に関しては、グラスウール・ロックウールともに意外と抑えられたりします。
音の実験ボックスを作ったことがあるのですが、その時に気が付いてしまいました。
セルロース・グラスウール・ウレタンの3種の断熱材を使った。
音がどれだけ防げるかを見てもらうボックスです。
断熱厚100㎜になる様にボックス内に小さなボックスを作り、それぞれの断熱材を入れる。
セルロースは、防音効果が高いので防犯ベルを入れても音がかすかに漏れる程度。
ウレタンは、比重が軽いので筒抜け状態。
グラスウールは・・・ちゃんと入れるとセルロースに近いくらい音が消えます。
その為、グラスウールのブックスは、グラスウールを減らして音が漏れる様に作った経験があります・・・。
音は、気にする要素ではないかもしれません。
やはり問題は、結露を含んでしまう事。
結露を含むことによって、グラスウールは萎み断熱性能を下げ、含んだ水分が構造や下地にしみ込み腐らせる。カビの発生も起こりダニが発生。室内空気環境を悪くします。
という可能性がある。
今、建築されている建物や築10年位の建物であれば、そのあたりをクリアーして建築していると思いますからリスクは少ないのですが、それ以前に建築している建物は、年数が古くなれば成る程、リスクがあると考えた方がいいと思います・・・。
築40年以上の物件は、入っていない建物もありますので・・・。
屋根の断熱は、屋根勾配にセルロースがいいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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