読み終わりました。4章がカビの退治法だったので、住宅に対したの退治法に期待したのですが。2ページもない内容でがっかりです。お医者さんなので、仕方がないと思ったのですが、カビが増える理由で、特に重要としていた3つのうち1つが「日本の気候と住居」であれば、もう少し・・・と。
「できる範囲で住居のカビも退治」の内容では、
① なるべく敷物を敷かない。
② 布団やシーツはできるだけ丸洗いする。
③ 観葉植物は置かない。
④ 古本や雑誌は読まないなら捨てる。
⑤ クローゼットや引き出しは、天気のいい日に天日干ししたり、除湿剤を使う。
⑥ 浴室やキッチンで飛んだ水はマメにふき取り、できなければ窓開ける。
⑦ 一日5分から10分でもいいから窓開け換気(すべての窓)する。
⑧ 湿気の多い地域?ものすごく体調が悪いなら、短期で他の地域に住んで改善するなら引越しを視野にというもの。
なるほど・・・。
まあ、最後の引っ越しは違いますが、梅雨時に普通に行うカビ対策の様な内容です。
この内容で考えると、建物性能が悪い事で、室内環境が悪い家と言う事が分かるので、対応としては、賃貸物件であれば、引越が一番望ましくなります。
持ち家、持ちマンションなら改善改修が必要と言う事です。
お腹の中にカビが増殖してしまう事で起こる事、その原因と対応は、最近、読んだ別の書籍内容と似ている気がします。
食べるものを見直して、お腹のカビを増やしてしまうものを無くし、いい物を取り入れる。これは、意識的に行えるので良いのですが。
問題は、プラス無意識に体内に取り入れる「空気」は、意識を高くしても選べないものになります。
人は、一日に2万回の呼吸を行って、1回に500mlの空気が口に入る。500mlのペットボトルで2万本、ご飯で100杯、重さで18㎏と言われています。
室内で多くのカビが発生している状況では、空気中に多くのカビが含まれ、呼吸することで空気と一緒に体内に取り込んでいる。
食事に気を付けて、抗生物質を飲まない様にして、良い食品やサプリメントを摂っても、空気が悪ければ改善されない事になります。
カビは、温度と水分(湿度)、酸素と栄養があればどこにでも発生します。
温度が20℃から35℃、湿度が70%を超え80%になると発生するします。
これからの、梅雨から夏に向かっては、簡単に条件がクリアーされてしまいます。
無意識に空気と共にカビを取り込む可能性が高くなります。
カビが体内に入ったから直ぐに、体調不良を起こすことはないともいますが、蓄積されて急に何かの症状が発症してしまう可能性は0ではない。
リスク回避を考えても、住宅の室内空気環境がいい状態を作れる方がいいに決まっています。その為には、建物自体の基本性能がいい事がプラスα必要になります。
内装に自然素材を使ったから大丈夫と言う事はありません。
コメント