梅雨が例年よりも早くなるとの事です。
雨が多く湿気が高くなり空気がジメジメして嫌な季節です。
梅雨が終わっても、湿気は下がらず気温は上がり蒸し暑い夏がやってきます。
夏になると南から暖かく湿った太平洋高気圧が流れ込み高温多湿な状態になる。
住宅の湿気の原因の1位は、この高温多湿な気候だと思いますが。
調べると、以下のものがでてきます。
水廻りから出る湿気特に浴室からの湿気。
人の息や汗から出る湿気。
観葉植物から出る湿気。
ペットから出る湿気。
果ては、洗濯物から出る湿気。
これらは、湿気の原因と言えるものですが、湿気が高くなる夏に多く発生するわけでは無く1年中発生している湿気です。
梅雨と夏の湿度が高い季節だからと言って、浴室の湿気が室内に回らない様に扉を閉めるとか、換気扇を付けておくとか、洗濯物を室内干する時は除湿するとか、湿気対策をするのは当たり前で、原因だから対策してと聞いても、「はぁ~」となるような。
原因が、外気の高温多湿な気候で、対策のしようが無いと言っているように聞こえます。
古民家と呼ばれる築100年近い建物は、軒が長く張り出し、日差しを直接ってもの内に居れない様にして、開口を大きく広くとり風の通りをよくして、木や土で出来た内装によって湿気を含む構造によって快適に暮らしていた。
50年から60年前から、現在の建築様式が・・・日本の良い家の基準が変わった。
早く、簡単に、奇麗に作れる家がいい家に・・・なったことで、夏暑く湿気がこもる家造りをするようになったと・・・。
有る意味し方が無かった部分もありますが、日本の気候風土を蔑ろにした結果の様に思えます。住宅を産業にしたことで日本の住宅は性能が無いただの箱になってしまった。
50年以上かけて刷り込まれた住宅概念。
日本の住宅は、見た目は良く遠めに奇麗に豪華に見えるが、良く見るとタイル見たいな、木みたいな外観。内装もきれいに見えて豪華な設備が付いているのがいい家と多くの人が思っている。住宅を選ぶ際の選定基準に断熱性が出てきたいのは極最近のこと。
工場で作る家がいい家と信じて疑わない人がまだまだ多く・・・。
日本の車やバイクは、世界で認められ知られています。トヨタを知らない人は少ないでしょう。
しかし、日本の住宅メーカーを知っている人はどれほどいるか・・・。
湿気の話から話が飛躍し過ぎてしまいました。
現在の住宅で、壁に土を使うのは難しいことですが仕上げ材に無垢の床材や調湿素材を使う事はできます。
湿気を40%から60%代をキープすることで、カビの発生、ダニの繁殖を抑え室内空気環境が良くなります。
換気効率を上げる事も重要ですが、自然素材を使う理由を改めて考えていただければ幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
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