日中は、そんなに熱くないのに 

室内空気改善断熱

夕食後、ジワジワ汗が止まらず、室温時計を見ると27℃ではありませんか。

外気の方が涼しいのでしょうね。きっと・・・。

夜8時を回って室温27℃。扇子で扇ぐも清涼感をえられず扇風機を出すことに。

カバーを外して、埃を取って。

カバーをしていても埃は溜まるんですね・・・。その話はまた機会があれば。

芋焼酎のロックで体を冷やしなら?扇風機始動。

日中の暑さが夜になって伝わってきました。

伝わったという表現はチョット違いますかね。

日中、暑さを感じることはありませんでしたが、日が落ちてから徐々に室内温度が上がって行った感じです。

建物的に、外部の暑さを防ぐ断熱がされているのは好ましい事ですが、抑えた熱が夜になって放出され室内が熱くなるのが難点です。

夏は一日中暑いのですが、夏前の梅雨明けまでで、外気が25度前後と夏日になると日が落ちた後に暑さを感じる事があります。

20℃強の気温だとちょうどいい温度になる気が、湿度が高いと嫌な暑さを感じます。

築浅物件なので断熱が良くなっている事が原因と思われます。

古い建物の方が、隙間だらけでかえって涼しいかも・・・。

断熱性能が良いのに暑いと言うのは矛盾していますが仕方がありません。

以前にもネタにしましたが、太陽光(輻射熱)によって外壁材が暖められ、暖められた外壁材が輻射熱を放出、熱は高い所から低い所に流れるので、室内側に放出されます。また、少ないですが、触れている胴縁材から伝導熱で伝わる部分も。

太陽光(輻射熱)と外壁材からの輻射熱を断熱材が熱を断つ形で防ぎつつ熱を含み、伝導熱で伝わっていく熱が構造も暖める感じです。

ここ、某メーカーの建物なので、構造が鉄ですから熱が伝わりやすい・・・。

日が出てから日没までがんばって断熱しています。

日没とともに、太陽光(輻射熱)が終了。一気に外気温は下がって行く事で、放射冷却が発動して外壁材の熱を奪い取ります。

この効果によって、外壁の表面温度は「サー」と触れるくらい下がります。

が、空気層があるのでその下の断熱材の熱までは吸い上げられず、断熱材の熱は、残念ながら室内に放射され室内が徐々に熱くなる。室内側にも空気層(湿気を排出するためのものとのことです)があるのですが、対流熱で逃がす熱よりも放射される熱の方が強いのか室内の方が熱く・・・。断熱材から放射される輻射熱を・・・。

輻射熱が厄介ですね。

近年、断熱材を2重3重にして重ねることで高い断熱性能を獲得する構造が増えています。中には、遮熱を1つの断熱層と考えているものもあります。

遮熱は、熱を遮断する方法としてとても有効的なものだと思います。費用が少し掛かっても採用するべきだと考えます。

放射冷却があるから遮熱不要という方もいらっしゃいますが、無いよりもあった方がいいと・・・。遮熱をしたとして、それ程大きな費用増にはならないかと。

ただ、近年の暑さを考えるとプラスアルファの対策が必要になります。

それが、軒の出と庇の取付。

窓から入る熱のよって室内の空気が淀み、換気を怠るといろんな臭がしています。

感覚的に良くない空気だと言う事が分かります。

帰宅して、息を止めて窓を開けて換気をしている方いらっしゃるのでは。

暑さによる、室内空気の汚染は見えないだけに無防備になってしまいます。

自然素材の塗り壁材を使用しても、建物自体の断熱性能が悪いと効果が発揮されなくなります。できる事。窓からの熱の侵入を抑える対策は、大きな費用を掛けずにできる事です。

今から考え計画を立て、梅雨が明けたらすぐに対応できるようにされると良いかと

費用を掛けてリノベーションを計画の際は、断熱強化とサッシ性能アップ、庇の設置をお忘れなく、内部のボードを張替て内装やり直す場合、「シャイニング」シリーズの採用をご検討ください。

あと。

読んでいただきありがとうございました。

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