化学物質だけでなく 

室内空気環境改善

シックハウス対策として、F☆☆☆☆の資材が使用されて20年余り、シックハウス症候群や化学物質過敏症が減ったと聞いたことがありません。

F☆☆☆☆だから大丈夫とは言えないと思うのですが。

「大丈夫!」と言う建築会社や職人さんが居ます。

何をもって大丈夫と言っているかというと。

「国が認めて商品だから」と国が言っていたらなんでも正しいと。

ネットで見かけた中に、「ホルムアルデヒドが使われていないから大丈夫」というのもありました。

これを聞いて、「そうなんだ」と安心してしまう人が多いことが問題なのだと思います。

シックハウス症候群や化学物質過敏症など、揮発性の化学物質だけが原因ではないので、F☆☆☆☆資材だけを悪く言うつもりはありません。

ただ、日本は、化学物質に対する規制が海外よりも緩い所があります。

実際、F☆☆☆☆資材は、ホルムアルデヒドを使っていないわけでなく、揮発量規制しているものです。

1㎡当たりの揮発量を5㎍としているのがF☆☆☆☆資材基準

30坪程度の建物の壁天井床を合わせると450㎡位あります。建物から揮発される量は、2250㎍となります。この量はどうのでしょうね。

1㎡ではなく、広さでの基準にしないとと思うのは私だけでしょうか。

「物質は2017年現在で約2億種である。 このうち工業的に生産されているものは約10万種、世界で年間1000トン以上生産されるものは5000種程度とされる。(Wikipediaより)」

化学物質はたくさんあるので、ホルムアルデヒド(消毒・防腐・接着)必要な成分を持っている他の化学物質を使えばいいだけで。

代わりに使う化学物質が体に良いか悪いかはわかりません。

化学物質を調べるのは、すごく大変らしいです。何年何十年とかかるとか。

建物内では、なるべく危険な物質が含まれていそうなものは避けられるなら避けたいですね。

なので、自然素材というのも少し安易だと思います。

建物には、ハウスダストやカビやダニといった。アレルゲン物質の影響もあります。

自然素材を使っていれば、大丈夫という事でもありません。

使わないより、使った方がいいのですが・・・。

住宅を買う、建てる時、建物自体の構造や断熱材施工、サッシ種類、外壁材、屋根材、基礎仕様のもしっかりしている住宅を選ぶことが大切。

リノベーションをする際も同じ、表面的なリフォーム話はあとで話して、既存の構造をどのようにリノベーションして付加価値をつけるかをしっかり話をしないといけません。ここに予算の半分以上をかけないと意味がありません

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