家を買ったら月々の支払をすればいいという事では

気になった事

日本の住宅寿命が短いと言われる理由は様々な話があります。

ただ、本当に言われている様な住宅寿命28年で住めなく家などありません。

そもそも、住宅ローン35年で、残り7年も払わないといけないのに寿命が来たから、もう住めません・・・なんて言う事はありません・・・。

まぁ、何もしないで住み続ければ28年で寿命を迎えてしまう可能性はあります。

家を買ったら終わりと思ってしまう方は少なからずいらっしゃるのだと思います。

燃え尽き症候群ではありませんが家の購入がゴールとなって、その後は、ただ支払いをすすめればいいと・・・。

家を購入するとスタートするものがあります。

それは、家の維持です。支払いをしつつ、建物の維持の為にメンテナンスを行っていく必要があります。

現在、建築される多くの住宅は、メンテナンスを前提として使われている素材が多くあります。屋根、外壁、内装、設備機器等、ほぼ、全ての素材は、基本的に将来的に交換が必要になるものばかりですから、10年以降、何かしらのメンテンナンス工事を行う事になります。内装や、住宅設備機器に関しては、日々の掃除、使い方を行っていれば、長持ちされることが出来ます。消耗品的なもの給湯器などは確実に交換が必要になります。

特に問題なのは、屋根に使われるスレートは、8年位で表面塗装が劣化して雨水を防ぐことは出来ない状態になります。雨は防水紙でどうにか防いでいる状態・・・防水紙がダメになると雨漏れを起こす可能性があります。

また、外壁のサイディングも表面塗装もものによっては8年程でダメになるものがあるとか・・・良いものでも12年程度で表面は劣化してしまいますから、塗装によるメンテナンスが必要になります。

塗装を定期的に行えばいいと思いたいところですが、屋根のスレート、外壁のサイディングも素材自体の対応年数が来てしまいますから1回塗装をしたら、その次は、張替えをしないといけなくなるものです。

外壁と屋根で安い業者でやると100万円以内で出来たりしますが、張替えとなると簡単にはいきません。まぁ、剥がしてとなると残材処分費が掛かるので上張りをする形になります。費用にして屋根と壁で400~500万円位の工事費が掛かるでしょう。

おおよそ、15年から20年で500~600万円の費用が最低でも掛かるメンテナンス費用になります。

30年以上家を持たせようとすると、最低でも1000万円以上のメンテナンス費用が掛かるものです。

賃貸に住んでいた方がいいという意見もあながち間違いでは無いのかもしれません。

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