カーテンボックスは飾りではない

室内空気改善断熱

早いですね。12月に入りました・・・。

あと1カ月で今年も終わりになります。

ギアが5速に入っているので早い事、早い事・・・年々加速していきます。

最近のカーテン素材は良いものが多くとても機能的、形状記憶、UVカット、遮光等、機能が充実しています。

外壁・屋根・内装・住設機器と選んで、最後は、カーテン・・・選ぶの大変です。

カーテン類は最後に決めるイメージの方多いと思いますが、カーテンなら問題は無いのですが、スクリーン系は、設置位置によっては、初めに決めて置いた方がいい事もあります。

掃き出しの大きな窓は、カーテンで小さな窓はスクリーン系を取り付けたいとか増えているのかな・・・。

小窓等に設置する場合、枠内につけるか、壁面につけるかは悩みどころでは無いでしょうか。

壁面に取り付けようと考えていれば、特に問題はありませんが、枠内に設置を考える場合、サッシタイプによって、有効寸法が取れない事があったりします。

縦辷りや横辷りと言われるサッシを取り付けようとする場合、レバーハンドルが出っ張っていて、スクリーン系を設置しようとするとレバーと干渉してしまい、壁付けになる恐れがあります

ハニカム構造のスクリーンをご存じでしょうか。

ハニカムサーモ・ハニカムスクリーンやハニカムシェード等メーカーによって言い方が少し違っていますが、断面がハチの巣状になっていて、窓からの熱の侵入、放出を抑える効果が高いものです。

個人的には、お勧めしたい商品の1つです。

既存住宅で、内窓が設置できない様な窓に内窓代わりに設置は有りだと思ったりします。その際は、あれば、ダブルタイプで性能が高いものを選ぶ様にしましょう。 余談です。

最近では、色々なメーカーから発売されています。

あくまで個人的なものですが、ニチベイのレフィーナがいいと・・・。

取付は、枠内に設置して両サイドにL型フレームを入れるといいですね。隙間が減らせるので効率が高くなりますから。

新築で採用する際は、サッシタイプと枠の奥行を注意して下さい。先ほど、お伝えした通り、横滑りや縦辷りのサッシを採用する場合、レバーハンドルが大きく出ていると、スクリーンを設置する奥行きが取れなくなることがあります。

設計段階で話をしないと、付かなくなることがありますので要注意です。

カーテン類選びは、住宅が建った後に行う場合が多いいので、現地寸法取りに行ってもらったら枠内に設置が出来ないとか言わられた、引渡し前に気分悪くなってしまいます。

中古住宅を購入される方や、カーテンを変えようと考えている方には、一度、ハニカム系のスクリーンを検討されることをお勧めしたいですね。

内窓の設置や、サッシ変更(交換)を考えていらっしゃるなら必要ないかもしれませんが、窓性能が低い住宅に対しては有効的な対策の1つになるのでは。

加えて、カーテンボックスの設置も検討されると良いのですが・・・。

カーテンボックスがある事で冷暖房効率が高くなる事と遮光性が高くなる、そして見栄えが良くなる。

カーテンボックスと言うと見栄えを良くする、デザイン的なものでカーテンレールを隠したりするための物だと思ってしまう方多いのではないでしょうか。

初めて見た時は、私も、そう考えていた1人だったりしました・・・(;^ω^)

断熱を知ると、カーテンボックスは飾りではない事が分かります。

ご存じの通り、窓から入る、出ていく熱は多く、断熱を考える上で重要な部分になっています。

夏は、窓から侵入する80%近い熱をカーテンボックスによって室内に入るのを抑えることで、室温上昇を軽減することで冷房効果を高め。

冬は、カーテンレールの隙間から室温が回って、暖かい空気がガラスに当たることで冷やされ、コールドドラフト現象が起こるのを軽減することで暖房効果を高める。

建物は、太陽光による輻射熱の影響を受けて暑くなります。室内は、太陽光によって暖められた熱が対流熱によって運ばれることで、室温に影響を与えるので、カーテンレールの隙間によっての影響は大きいものになってしまう。

カーテンレールの有無はとても重要なものとなる。

読んでいただきありがとうございました。

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