サッシ性能に頼った断熱は諸刃の剣 

室内空気改善断熱

断熱性能に関しては、2010年以降から良くなっていると言えると思います。

特にサッシ性能は目を見張るものがあります。

ここ10年で建築された住宅は、サッシ性能が良くなったことによって生じて断熱性能が高くなったと考えられるので、経年変化による断熱性能低下の恐れがある。

構造上の問題解決がされていない事が原因だと思います。

サッシとシートによる高気密化されているので仕方がありません。

このニュアンスで分かる人は少ないのかもしれません。

気密を高くすることで、断熱性能が高くなることは無く。

断熱性を高める為に、隙間が少なくなって断熱性能が高いのが正解。

違い分かるでしょうか。

断熱施工の基本は、何度もお話していますが、「連続して切れ目なく施工される」ですから連続性が無いといけません。

シートで気密を重視する事で断熱の連続性を欠いている物件が多くあります。

断熱材を連続して切れ目なく施工する事で必然的に隙間が少なくなる。

気密を高めて隙間を無くす事で断熱性を高めようとしても、連続性が書いているので、欠損が出来てしまう。

結果、断熱性能が中途半端になり、経年変化による断熱性能低下が起こる。

はじめは良いが、年々性能が下がってしまう事につながります。

それでも、サッシの性能進化は進んでいるので、しばらくは、サッシ頼りの断熱性能になるのかなと。

サッシ素材も、アルミから樹脂に行こうされつつあります。

オールアルミサッシが住宅で使われるのはあと数年の話なのだと思います。

アルミと樹脂の複合かオール樹脂がスタンダードになると5・6年前の記事で読んだ記憶がありますので。

それでも、アルミサッシの方がいいと言い張る建築会社入るのでしょうね。

世界の常識、日本の非常識と言うのは多く有って、アルミサッシを住宅で使用しているのは日本位なもので、海外では、サッシと言えは、木製か木とスチール、木と樹脂、オール樹脂が当たり前・・・アルミは高層ビルで使うサッシと・・・。

鍋やフライパンなどの調理器具に使われる熱を通しやすいアルミを使うのはナンセンス。

昔のサッシは、木かスチールでした。

木は、誰かが長持ちさせるためにと、ペンキを塗って腐るようにしてしまったので腐る材料と言う間違えた認識にすり替えられ使われなくなった。

スチールは重いからと言う事で、軽くて丈夫なアルミを使いだしたのが日本のアルミサッシの始まりと聞いた事があります。

何故、その時海外のサッシを採り入れなかったのか・・・。

もし、当時、アルミには走らずにいたとしたら、ヒートショックで亡くなったり、脳梗塞によって障害が残ってしまう様な事も少なかったのかもと思ったりします。

そして、今、サッシの性能が先行して、建物本体の断熱施工が追い付いていない状態です。

サッシ性能に頼った住宅性能は、経変変化と共にその性能も下がっていく原因は、壁内結露の発生。

壁内結露によって断熱材が劣化してしまう事で断熱性能は下がる。

また、1階床下のプラスチック系断熱材は、根太木が痩せる事で隙間ができて浮いたり、落ちてしまう事で断熱していない状態に・・・。

早めに床下の「断熱気流止め施工」を行って性能が低下を抑える必要がある建物が多いですね。

今、売られている建売住宅を購入される方は、買い急がずに値段が下がるのを待って気流止め費用分と内装工事費用合わせて300万くらい安くなってから購入する事をお勧めします。

気流止めと内装に健康塗り壁材「シャイニング」シリーズを使っても内装を仕上げても250万もあれば十分だと思われます。

50万円安く購入出来て断熱性能が下がらない上に、室内空気環境が健康になるエイジングケア空間になると思えばいい買い物だと思います。

購入時でないとできない事でもありますから・・・。

読んでいただきありがとうございました。

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