酸化した空気に 

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高断熱化による住宅の高気密化によって、室内の空気環境は換気だけでは良くならない。

Facebookを久しぶりに見ていたら、C値が0.3と凄い数字を出していました。C値0.3ってすごいですね。換気扇を回すとどんな感じになるのでしょう。気密が高くなると換気口率は良くなるはずですが、果たしてここまでの数字が必要なのでしょうか。以前勤めていた建築会社も1以下から0,5以下を目標にするようになり、断熱施工が終わると計測して、数値が高いと0,5以下になるまで気密テープを貼って隙間を埋めていました。

そんな苦労をして気密を下げても、仕上がった状態で壁内気流が発生している段階で、換気のロスが出ていると。

通販番組で、空気清浄機のデモを密閉したアクリルケースで一瞬にてスモークが消えるのを見て「凄い」と思うと思います。しかし、実際に室内で使うと空気清浄機周辺の空気しか吸っていないものですが、空気清浄機が有るから空気がきれいと言う錯覚にとらわれてしまっています。

住宅の24換気も同じです。2hで建物全体の空気が入れ替わる事はありません。建築誌にも書いてありました。

思っている以上に建物内の空気は動いていない。

コロナの影響で、室内空気環境を良くしようといろいろな商品が出ています。

次亜塩素酸水やアルコールを室内に噴霧してウィルス除去をすると、ウィルス以外のものも除去してしまい体に良くなかったりすると聞きます。また、空気が強酸化状態になるので吸い続けると体が酸化するのでよくなかったりします。

急に老け込んでしまうという事は無いと思いますが、1日に取り入れる空気量を考えると気にしている人が居るかもしれません。

換気効率が良ければ、酸化した空気は換気されますが、考えている程、換気口率は良くないので酸化した空気を取り入れ体が酸化してしまうのでは、手洗い、うがいをしっかりしていれば、十分な予防になるという事ですから、過敏になって次亜塩素酸水やアルコールを撒き過ぎない様に注意したいですね。

高気密は、高断熱の産物として高まる程度で十分だと思います。

それよりも、内装材を考える方が空気環境改善につながるものと思います。

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