サイディング壁をメンテナンスの為に塗装するより

気になった事

塗装の粒子より水の粒子の方が小さいから、塗装が新しくても水は染み込むと・・・。

となると、塗装が劣化してしまうと・・・やはり、染み込み放題になりますから劣化は進んでしまうという事になります。

多く使われる窯業系サイディングは、セメントと木質系成分を混ぜて作られていますから水が染み込み易いものになっています。

塗装された表面は撥水しますが未塗装部分に水を掛けると染み込んでいる事が分かります。近くに、建築現場が有ったら端材を貰って試してみるといいですね。

サイディングの空気層は、対流熱によって暑さを軽減させるとかムリクリな話だと思っていましたが、考えるとサイディングを乾かす為の空間なのかもしれませんねぇ・・・無いか・・・(;^ω^)。

サイディングが濡れてしまうとカビの発生も気になるし、合わせて腐朽菌が悪さをする状況を作る事になるので下地の胴縁が腐ってしまう心配があります。

まぁ、実際に胴縁が腐って壁が剥がれまでになる事は無いと思いますが、可能性がある事は事実ですから・・・。

建築される7割以上は窯業系サイディングが使われているのだと思います。

既存のサイディング壁の状況が悪く無ければ、普通に塗装をするのではなく、予算は掛かってしまいますが、全面をベースコートとメッシュで包んで大きな面にしてしまうというのがいいと・・・仕上げには遮熱効果がある塗装をしていただけるといいのだと・・・。

大きな面にしてしまう事で、バラバラなサイディングが大きな面になることで、地震で割れて落ちるという心配が無くなります。サイディングメーカーさんは、バラバラなのがいいと言われていますが面剛性を考えると・・・如何なものなのかと・・・。

また、厄介なシーリングのやり直しが無くなります。シーリングが劣化して隙間が出るとそこから水が回ってしまうので、シーリングも塗装と合わせてやり直しが必要になるのですがやり替えずに隙間を簡単に埋めて塗装で覆えば大丈夫かの様な施工をするケースもある様です。古いシーリングと新しいシーリングでは収縮率が違いますからあまりいいとは言えないと・・・。

劣化状態が、それ程、悪く無いと判断できるので有れば、既存のサイディングを下地として、ベースコートとメッシュを施工する事でモルタル壁の様にして、仕上げには、遮熱効果がある塗装を行うといいのだと・・・。

傷みが酷い場合は、お伝えしてきた通りに、剥がして付加断熱がいいと・・・。

なるべくお金をかけずにと、考えたい気持ちは分かりますがお金をかけ無いと維持ができないのが日本の住宅になってしまっています。

長期有料住宅ってそういう事ですからね・・・(#^.^#)。

メンテナンスが必要な材料を使って、室内は、身体に何かしらの影響が有るで、あろう化学物質が使われた素材が使われ室内空気は汚れて・・・。

怒られるやつですね・・・(;^ω^)。

「シャイニング」シリーズに関する問い合わせお見積、お気軽にご連絡下さい。また、リフォーム・リノベーションのご相談もお気軽にご連絡いただければ幸いです。

お問い合わせはこちら

コメント