時間が掛るより早く建つ家がいい?

気になった事

昔の日本建築は、夏は、太陽光を防ぐことを考え、軒を長くして日差しが室内に直接あたるのを避ける造りにするか、よしずや簾を使って日差しを防いでいます。冬は、逆に日差しが入るようになっています。よく考えられた造りをしていたと・・・。

住宅文化が産業になってしまった事で、日本の町並みには、統一感がなく、キレイな街並みだと感じる事は少ない。海外は、住宅を文化として受け継がれているので、キレイな町並みを残していい風合いが残っています。また、新しく建築される住宅も、現在の建材を使いつつも、既存の住宅と同じ様に造られているので、町の中に良く馴染むというのもあります。

日本も、良い所は残しつつ、住宅建築を行って来たなら、状況下かなり変わっていたのだと・・。

太陽光=輻射熱が、住宅に与える熱になって、輻射熱が当たることで、伝導熱が発生して、暖められた構造材の柱や梁、土台、仕上げ材の壁天井床材から発する放射熱によって空気が暖められて対流熱が発生する。

昔の家は、遮熱と断熱が出来る萱、木の皮、木材、漆喰などの素材が使われていた。

萱や木の皮、木材などの水分を運ぶ道管に空気を閉じ込めることで、空気が断熱材とって熱を通しにくくしていると。

内装の、構造むき出しの木材と、土壁が調湿して湿度環境を整えてくれる室内空間は、快適で過ごし易かったのだと思ういます。

昔の家は寒いという人が居ますが、それは間違いで、昔の土壁の家は、土壁と構造が蓄熱してくれますから、快適な湿度で程よく暖かかったと。

隙間だけでで、隙間風で寒い言う人もいますが・・・。囲炉や火鉢で暖をとって、その熱は、柱や梁、床材の木材、土壁を温め、熱を持ち放出、囲炉裏や火鉢の火を消すことは無いので常に室内は温かく、仮に隙間風が入って来ても、温かい熱の影響を受けて室内と同じ温度に変わるので、火を消しさえしなければ、一定の温度を保つことは出来るのだと・・・。

そもそも、言うほど隙間はありません。隙間があるのは、手入れ、メンテナンスをしていないから。

土壁の手入れしなくなって、土壁がヤセたり、崩れて隙間が出来ると土壁を崩してやり直すものでしたが、次第にそういった文化が無くなってしまった事で、本当に隙間だらけの寒い家になってしまっているだけです。土壁がヤセ、崩れた部分を埋め戻すことで、性能を保つことは出来るのですが、費用も問題なのか、人(職人)の問題なのか、やらなくなって。

やらないから、どんどん寒い家になって、寒いから戸を閉め各室暖房することで、建物内で温度差が生まれて、結露が発生して構造材を腐らせて建物を悪くしてしまう・・・。

断熱性能が悪い=家が古いから、という考え方が浸透してしまった事で、古くなると家は建て替えるものと考える様になってしまったのかもしれません。

寒くなってしまった原因が良く理解できなかったので仕方がないのかもしれません。

伝える職人がいなくなって・・・。

長い時間をかけて造る家よりも、早く時間が掛らずに建てられる家がいいと、早く建てる為の建材が作られて、建物寿命は短くなって、新建材によって室内の空気環境は悪くなって、多くのアレルギーが増えて・・・

海外では、家は、安心で安全に暮らすための物ですが、日本では、何処かでボタンを掛け違えている様な・・・安心で安全な家は、まだまだ、少ない。

安心安全な住宅造りを目指す、建築会社も建材メーカーも増えていますが、長い間、積み重ねてきたやり方は、拭い切れないのと、色々・・・ありますよね・・・。

断熱性能は、良くなる傾向でいいのですが、室内環境は・・・。

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