これからは違う所を探すのが素材選び

室内空気環境改善

自然素材の塗り壁材、施工厚は、2~3㎜で仕上げられていると思います。薄いと1㎜いかない場合もありますが、あまりないと思います。1㎜以下の塗り厚は・・無いな・・・。

ただ、規定水量より水量を多くしてしまうと材料が乗らなくなるので、厚みが薄くなることがあります。骨材が引っ掛かって線が入ってしまうのは、水分多く、塗り厚が薄いと・・。

テクスチャーによって変わってきますが、コテで押さえる様な塗り方をすると塗り厚は薄くなり易くなるので、ある程度、厚みが出る塗り方を要望する方がいいと。加えて、凹凸が大きく出るテクスチャーは、面が多くなるのでいいと思います。

まあ、2㎜、3㎜厚で施工するので、吸湿性能で考えると、それ程、多くの湿気は含めないですねぇ(;^ω^)。

誰が言ったか「漆喰は調湿する・・」って、多くの方が信じています。建築会社も「使用している漆喰は・・・調湿するので・・・」と、自信をもって説明をされていたりします。

漆喰で使われる消石灰が多孔質であることから、調湿素材と言ってしまっていますが、多孔質だから調湿するわけではありません。

また、石灰石を使った漆喰とか言うのもありますが、石灰石を使ったら、それはもう、漆喰とは別の何かになります。まぁ、セメント壁ですね・・・。

以前、輸入材で、漆喰では無いですよねと確認したら、「いや、漆喰セメントですよ」と・・・「えっ」「漆喰セメント・・・」「????」あまりにも、自信満々におっしゃるので苦笑いをして帰ってきました。果たして、漆喰セメントとは、何なのでしょうか・・・。

それは、セメント壁ですよね・・・間違いなく。

消石灰は、石灰石から造られますが、全く違うものです。まぁ、その辺が曖昧になりがちなところがありますかねぇ・・・。

石灰石を使った塗り壁は、セメントですから表面硬化が高くカッチカッチです。クレヨンで落書きされても、落とすのに壁が崩れることが無いので、ガリガリ取ることが可能です。漆喰硬化性はあってもそこまで固くはならないと・・。

漆喰ではなく、漆喰調、漆喰風、漆喰系と言った材料の多くは、吸湿剤(保湿剤)が配合されます。

輸入材は、SDS(成分表)が出ないので、メーカーに確認すると、物質ではなく、保湿剤と記載されてきたりします。(;^ω^)

調湿しないので、吸湿と放室が出来る物質を入れるしかありません。幸い、それらの物質も自然素材なので、100%自然素材でなくなることはありません。

ただ、多くの方が、吸湿が高いのがいいと思わされているので、放湿よりも吸湿に重きを置かれていたりしますから、放湿が弱かったり・・・。バランスが悪いのは良くないのですが・・・。

最近の住宅は、換気効率が良くなっていますから、24換気システムを止めない限りは、湿気をある程度、換気によって放湿してくれると。

塗り壁もそれなりの手間がかかり、対応年数も長い事を考えると、簡単に塗り替えようと考える事は無いものだと思います。

ですから、建築会社の仕様が決まっていても、色々調べて使用する材料を選んだ方がいいと思います。

調べると分かると思いますが、沢山ある塗り壁材ですが、比べると大きな差が無かったりします。「どれでも一緒だから、それでいいか・・」となってしまいそうですが、同じではない部分を探す事が、本当の素材選びです。

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