室内空気環境を悪くする物質で昔からあるものと言えばハウスダストと最近やウィルス。
ハウスダストの約3割は、家の外から持ち込まれた土や砂ぼこり、昆虫の死骸や糞、花粉、排気ガスの粒子などで、残りが家の中で発生しています。衣類などから出る繊維クズ、食べこぼし、毛髪、皮膚片、フケ、ダニやカビです。ここに、合板や内装材などに使わる接着剤から揮発される化学物質が加わり、いい匂いブーム的な形で、香りのキツイ柔軟剤が増えたことによる新たな化学物質、マイクロカプセルが増えたことによって室内空気環境は、身体に悪い影響を及ぼすものへなっています。
ハウスダストは、アレルギー物質と言われいますが、自分が子供の頃、アレルギーで困っている人はいましたが、今ほど、多くの人がアレルギーで悩んでいなかったように思えます。色々なもののアレルギーが増えたことと、化学物質の使用量の増加は少なからず関係があるのではと思ってしまいます。
シックハウス症候群が問題になり、住宅での化学物質の使用に制限が掛りましたが、実際に、使用が規制されている物質は2種類、ご存じのホルムアルデヒドとクロルピリホスです。
ホルムアルデヒドは知っているが、クロルピリホスは知らない・・・。
知る機会が無いので仕方が無い事ではあります。住宅を購入しようと考えないと・・・考えても、何も考えずに、衝動的に建売を買ってしまう様な方は、知る由もありませんね。
クロルピリホスは、シロアリ駆除に使われる劇薬です。この機会に頭の片隅にでも・・・。
日本では、指定13物質というものがあります。この化学物質身体に良くないですよと分かっているものです。
- ホルムアルデヒド 壁紙用接着剤・合板・防腐剤
- アセトアルデヒド 接着剤・防腐剤
- トルエン 防腐剤・施工用接着剤
- キシレン 塗料用溶剤・接着剤
- エチルベンゼン 施工用接着剤・塗料用溶剤
- ステロン ポリスチレン重合された断熱材
- パラジクロロベンゼン 防腐剤(衣類等)・芳香剤
- テトラデカン 塗料等の溶剤・灯油
- クロルピリホス シロアリ駆除剤
- ダイアジノン シロアリ駆除剤
- フタル酸ジ‐nプチル 接着剤・印刷インク
- フタル酸ジ‐2エチルヘキシン 壁紙などの可塑剤
- フェノブカリブ 農薬・殺虫剤
「こんなに有るの・・」という方、いらっしゃると思います。
「化学物質って数万種類有る」と、聞いたらどうでしょうか。
多く感じるでしょうか。
決して多くはありません。
海外では、この3倍から5倍の化学物質の使用を規制しています。
日本って少ないんですよ・・・。
海外の建材って結構使われていたりします。ホームセンターでも海外の塗料とか売っています。ネットで検索しても、海外の内装材は多く上がってきます。床材、壁紙、塗り壁材、建具、モール、塗料等々
自然塗料は海外のものが多いですよね。アウロやリボスって聞いた事ありますよね。その他、シッケンズとか、プラネットカラー(クライデツァイト)個人的には、プラネットカラーがいいかと・・・(;^ω^)。
逆に、日本の建材メーカーの材料ってほとんど輸出されることはありません。日本のものはいいと言われていますが、住宅に使われる建材に関しては、便器位でしょうかね。いいと言われて輸出されているのって・・・。
日本の新建材と呼ばれるものの多くは、あまりいいとは言えないものが多い・・・。
新築の病院とか、化学物質の揮発量が尋常な量ではないので、引渡し前に、暖房ガンガンにして強制的に揮発させて、それでも、ダメなら光触媒を使って化学物質を分解除去していたとか・・・昔、聞いた事があります・・。
日本の建物の室内空間は、思っている以上の化学物質で充満している・・・。
24換気では、間に合わっていない化学物質量になっている住宅やビルは少なくない。
使われる建材から揮発される化学物質に、外部から入って来る物質と人が入る事によって発生するハウスダスト、細菌やウィルス、マイクロカプセルが加わることで室内空気環境は汚れている。
自然素材を使って、化学物質が少なくなっていても、家具や家電などから、消臭スプレーや除菌スプレー、柔軟剤を使っていたら・・・。
コロナの影響で、自宅で仕事をしている人が増えている中で、体調不良を起こしてしまう方がいらっしゃるようなら、その原因は、室内の空気環境なのかもしれません。
小さなお子さんは特に敏感です。くれぐれも床に寝かせたりしない様に注意してください。床から450から600㎜の高さは、濃度が濃くなっている可能性は高いですから。空気清浄機の横で寝かせるとか論外です。空気清浄機が汚れた空気を集めているのですから、その周辺の空気は汚れていると考えた方がいいかと・・・。
室内の空気環境改善に健康塗り壁材「シャイニング」シリーズがお手伝いします。
読んでいただきありがとうございました。
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