切れ目は、イコール、隙間でもある

室内空気改善断熱

また、動画を観ていての話ですが、古いスチール玄関ドアを断熱するというモノ、表面温度が5℃変わった。観た方いますかね。

最初は、薄いパネルを貼って表面温度が2℃変わったようで、しばらくしてから、結露状況を確認したところ、びっしり結露まるけになっている様でしたね。貼っているだけですから、当然と言えば当然の話なのですが・・・音声消して観ていたので・・・良く分かりませんが・・(;^ω^)。

結露確認のついでなのか、ドアのパネル部の凹んでいる部分に、スタイロを貼って断熱を強化するという感じの様ですが、またしても両面テープで接着するのみ・・・。

ポストボックス廻りに隙間ができてるのを塞がずに、最初に張っていた薄いパネルを貼ってしまったようです。きっと・・イヤ、間違いなくドア表面は結露まるけになることでしょう。

表面の温度は、5℃上がっている形ですが、表面温度ですから上がるのは上がります・・・。ただ、測る場所によってスタイロを貼る前と変わらない2℃に下がる部分が出てくるかと。

断熱材を貼れば、断熱されると考えてしまうのは間違えだと言う事は、何度もお伝えしています。

切れ目なく連続した施工が重要になるので、これを守る事が大切になります。

切れ目は、イコール、隙間でもあるので、隙間なく連続している施工が大切。

両面テープで貼るのでも構わないのですが、両面テープで貼る場合、両面テープを間隔無くビッシリ貼り接着させることが必要になります。間隔を開けてしまうと、隙間ができてしまいます。隙間が空いていると言う事は、そこに空気が回ってしまうので温度差が生まれ結露になる。ドア自体は、スチールですから外気の熱に影響を受け冷たくなっている、貼られているスタイロは、室内側の熱に影響を受けて温かくなっている。輻射熱によって温まり、その熱は、隙間の空気に影響を与え温度差が生まれ結露になる。

ドアパネル部分に貼った、スタイロの四隅を気密テープで貼っていれば少しは違うかもしれませんが・・・。貼っていなかったので、隙間に空気は回ります。貼っただけでは、空気が無い状態には決してならないので・・・

チョットした事ですが、断熱がされていない状態と変わらなくなってします。

断熱を良くしたい場合、切れ目(隙間)なく連続して断熱材を施工する必要があります。

建築、リフォーム・リノベーショ後は、暖かく感じていたが、年々、性能が下がっている様な気がするのは、切れ目(隙間)が出来たことで連続性が無くなってしまったからと考えるのがいいと。特に床の断熱は、根太木、若しくは、大引きの間に断熱材を挟みこんでいるだけ・・・。何かの要因で断熱材と根太、大引きとの間に切れ目(隙間)ができてしまう事が考えられます。

床下を点検してもらっても、断熱材が入っている事を確認するだけなので、問題があるとは判断することはありません・・・。

基礎が通気工法になっていると寒くて入るのを躊躇してしまう季節ですが、寒さが厳しくなる前に確認して対処をしていただいた方がいいかと・・・。

床下に入らなくても、合板床は、ボンドで隙間なく接着されているので空気層が無いので、熱の伝導が良く熱を伝えやすい素材です。床下の断熱材が機能していないと、外気の影響を受けて冷たくなっていますから、床を触れば確認できるかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。

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