昨日、小屋裏の断熱についてお話をしました。
丁度週末になるので、今日、小屋裏を覗いてみたという人が居たらうれしいのですが・・・。
今日、この投稿をみて、明日覗いていただくのもいいかもしれません。
流石に断熱が入っていない住宅は無いですが、小屋裏の断熱は、天井部分に断熱材を敷くような施工が多いと思います。
ここ数年でしょうか。
屋根勾配で断熱材を施工する住宅が増えたのは・・・。
天井裏で施工すると屋根束部分などで「切れ目なく、連続した施工」が難しいので、屋根勾配でと思っています。
ただ、これも細かい処理をきちんとしないと欠損が出来てしまう事があるので注意が必要ですね。
やはり、屋根と外壁との取り合い部分に欠損ができやすいので注意して施工してもらいましょう。
このブログを立ち上げる前に投稿していたブログで、軽量鉄骨造住宅の断熱改修の話をすると、アクセス数が増えた記憶があります。
軽量鉄骨造の住宅にお住まいの方の多くは、その断熱性能に不満を持たれている方は多いのではないでしょうか。
実家が軽量鉄骨造だったので、その断熱性能のよく知っています。
と言っても、40数年前築の建物ですから建設現場に立っているプレハブとあまり変わらない様な建物でした。
今の、軽量鉄骨は良くなっていますが、昨日、お話した通り、改善の余地があるケースも・・・。
実家、築30数年目で建替えをしましたが、その構造は錆が無くまだ使えそうな状態ではありました。
正直、フルリノベをさせて欲しかったのですが、お金を出す兄の会社で建て替えと・・・
フルリノベであれば、現行基準をクリアーできる断熱性能を出すことは数字上では無く、体感で可能と・・・。
軽量鉄骨造でも、冬温かく、夏涼しい家にリノベーション出来たと・・・。
それでも問題がないわけではありません。
流石に基礎仕様はあまり良くないと思われます。
布基礎で、配筋は入っていると思いますが、ピッチが広いとか鉄筋が細いとか、どうなっているか分からないので。
対応としては、内側に基礎を抱かせて補強とベタ基礎にするか、アライド繊維や炭素繊維による補強を行うかで基礎強度は十分に保てると・・・。
軽量鉄骨造なので、基礎を抱かせてベタ基礎にするのは構造上違う気がします。
木造なら土台を抱かせて構造補強する事が出来ますが、軽量鉄骨なので土台を溶接してとかは、折角の強力錆止めをはがして溶接は如何なものかと・・・。錆の原因になりま寝ません。
繊維による補強を行い、既存布基礎に鉄筋を打ち込み配筋組んでベタ基礎の様な形にする方がいいかと思います。
床下の懐が低く(450㎜以下)なるかもしれませんが、スリムな人なら入っていける位は確保できると思います。
土をスキ取れば大丈夫だと思いますが。
繊維での補強と土をスキ取って、砕石敷いて、鉄筋組んでコンクリート打設までの基礎補強で、建替え前の実家の1階部分が26坪程度だったと思うので。
その費用は大体・・・予算組と考えると少し多めで・・・
180万円位、坪当たり約7万円(180÷26)と言う所でしょうか。
合わせて基礎断熱化して、発泡ウレタンによる基礎断熱予算が30万円位。
基礎補強と基礎断熱化で210万円の予算組になりますかね。
掛る費用として、スケルトン解体費と仮設工事費、仮住まい費用を考えないといけません。
色々費用が掛かります。
建物の既存状況によって変わってしまいますが、内部に自然素材(無垢の床、健康塗り壁材)を使う事で、将来的なメンテナンス費が掛からないと考えれば、新築してしまうよりも良いのかもしれません。
ありがちな、住宅設備機器に予算を回し、基本性能を高める予算を下げてしまうのは避けてもらいたいですね。
断熱施工とサッシ選択を間違えない事が一番重要な所だと。
長くなったので・・・。
MotoGP予選を観ようと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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