ダクト式と空気環境 2021年3月29日分

室内空気環境改善

ダクトを使った全熱交換式換気システムを取扱った事があります。

床下に何本ものダクトを這わし、小屋裏からもダクトを落として、床下の熱交換機を介して換気するものでした。小屋裏に設置したエアコンを使い、夏は冷気を、冬は暖気を循環させるものです。引渡し後に退職してしまったので、実際の効果的なものを確認していませんが。

熱交換機を通過することで冷気を暖気に、暖気を冷気に変えてくれるものです。給気も排気も機械で行う1種換気ですが、一般的な換気は、自然吸気の機械排気の第3種換気が多いと思います。自然吸気で機械排気の場合、冬は冷気が入り、夏は暖気が入ってくるので熱効率が下がってしまう事を考えると、機械換気で熱交換をすることで熱効率が下がらない様にするのはありなのかもしれません。空気は熱の影響を受けやすいので、断熱性能が高い住宅なら換気による熱のロスは心配が無い様に思えます。断熱性能が低い住宅は熱交換必要かもしれません。

気になるのは、ダクト内の掃除はどうなるのでしょう。給気と排気口にフィルターを付けることで、ダクト内は汚れないという事は無いと。目に見える部分は掃除できると思いますが、見えないところはどうしても疎かになります。設置費用も、メンテナンス費用も掛かることを考えると。ダクトレスの熱交換換気の方が、掃除もメンテもし易く金額もかからないと思ったりします。換気は、室内空気をきれいに保つのが目的での設置ですが、ダクト式の採用は、使い続けることで空気が汚れてしまうのではと。

空気中のカビの胞子がダクト内に埃として溜まり、夏型結露がダクト内で発生したらカビが生えてしまう。ダクトは壁内を通しているので、夏にダクトで冷気を運ぶと、アルミ製のフレキダクトは冷えます。壁内温度の温度は室温より高めになると、夏の空気は湿気を多く含んでいるので結露が発生しませんか。結露によってダクトにカビが埃と共にくっ付いてと汚れが・・・。給気、排気口にフィルターが付いているので、フィルター掃除を2・3か月に一度行ってくださいと言うアナウンスはあっても、ダクト掃除については、ふれられることは無い様です。

リノベ等の解体の際、ダクトの中が、きれいなダクトを見たことはありません。

室内空気環境を改善する為に、断熱性能が良く、気密性能が高い住宅を作る事と、内装に何を選ぶかも重要なことです。

自然素材を使っても、マイナスをプラスにする事は無く、プラマイ0状態にするのがやっとです。「シャイニング大地」は、高い調湿機能を持っている珪質頁岩を含有し、BANSEIを添加する事で、居室内の調湿空間を創ると同時に、有害物質を分解除去することができます。又、防カビ・抗菌・抗ウィルス作用を持っていますので、健康な空気環境を創ります。優良菌はBANSEIの効果で、さらに活性化されますので、効果が高まります。

「エイジングケア空間で、空気コーディネート」空気を換えて、健康な住まいを

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