三種換気で十分だと。 

室内環境改善換気

最近、動画を見ての話が多いのですが、また、動画を見ての話になります。

換気システムで、第一種換気と第三種換気ではどちらがいいでしょう?と言う事を解説している動画を発見。

視聴してみると、良く分からない数字を使っていました。

冬、温度が0℃で湿度が70%?の時(外気温で考えて湿度が70%もある事は考えられないので、だとしても、室温0℃で70%?・・・の、ってどんな・・・)(;^ω^)

室温を20℃、湿度40%にした時、1時間後、どのように変化するか。

一種換気の1時間後は、室温18℃、湿度38% 室温2℃低下、湿度2%下がる。

三種換気の1時間後は、室温10℃、湿度55% 室温10℃低下、湿度15%アップ?

湿度が15%高くなるとは考え難いと思うのですが・・・15%ダウンの間違えでは・・・。

夏。35℃で湿度が55%の時(外気で考えると湿度が55%は無いと・・・)

室温を26℃、湿度50%にした時、同じように1時間後

一種換気の1時間後は、室温26.5℃、湿度60% 室温0.5℃上がり、湿度10%上がる。

三種換気の1時間後は、室温30.5℃、湿度55% 室温4,5℃上がり、湿度5%下がる?上がりませんかね。一種が10%上がっているのに5%下がるのは不思議です。

突っ込みどころ満載な気がしてなりません。

無く人の為に数回視聴してしまって、何か、自分にイラっとします(;^ω^)。

この数字から一種の方が、変化が少ないので、快適に暮らせるから建築会社は一種を進める的な事をおっしゃっていました。

「・・・・?」

冬と夏、設定した温度と湿度になった段階で暖房or冷房を切って、1時間後の温度と湿度の変化を・・・と言う事なのでしょう・・・。

冬で考えた時に、1時間で10℃下がって2時間後には外気・・・。

一種換気でも、7時間睡眠として起床する事には4℃になりますからほぼ外気です。

温度が下がるのが早いか遅いかの差にしかならないのでは。

そもそも、熱交換式で1時間後に2℃下がることは無いと・・・。

この換気システムを設置すると想定している住宅の基本性能が低過ぎはしないかと・・・。

現在建築されている住宅で、この程度の基本性能では、誰も家を建てたいと思わないのだと。

「はぁ!」まさか、そういうものかと受け止めてしまう方が多いい・・・。

既存の、何かしらの計算ソフトで・・・。

構造を選んで、壁、床、天井の断熱材を選んで、サッシの性能等級選んで、いろいろ選んで、地域を選んで・・・。

昔のスカスカな住宅をベースにしたソフトなのでしょうね。

古い事に気が付いてもいいのだと思いますが。

現状、性能が高いサッシを使って、気密施工していれば、一種換気で熱交換式であれば、1時間で2℃も下がるとは思えません。

三種換気も同様です。良いサッシを入れて、気密が取れていれば・・・1時間で10℃下がるとは・・・考えれ・・・たく無いですね。(;^ω^)

高断熱高気密住宅で三種換気を採用したとして、壁内気流が発生し無いのであれば、7時間睡眠で、就寝時に暖房を切って起床するまでの7時間で下がる温度は5℃以下に抑えられると。

室温が20℃だったら15℃を下回ることは・・・余程、寒くならない限りないかと・・・。 (;^ω^)

ランニングコストは、熱交換式換気扇を回し続けるので換気にかかるコストが上がってしまう計算になっている様で、一種換気は、78,062円、三種換気は、66,675円(※暖房・冷房・換気費用の合計)

設置コストで考えると器具と設置で一種換気は150万円位掛るのではとのことです。もっとかかると思いますが・・・(;^ω^)。

また、メンテナンスコストも一種換気はかかるので、コスト面で考えると一種換気ではなく、三種換気で・・・確か・・・省エネ地域区分で6地域は三種換気で十分と言っていましたね。

また、一種換気を設置する方の多くは、メンテナンスを行わない事でフィルターの根詰まりを起こし不具合が発生してクレームを言ってくると言う事です・・・。

施主がメンテナンスをしない事が問題のような言い方ですが、定期メンテを怠っている建築会社に問題があると考えないとことが笑えます。

24換気は、室内の空気環境汚染を軽減する目的で行われるものですから、自然素材を使った健康住宅だったら必要ない・・・と言うのはウソですから気を付けて下さい。

VOCは建材から出るものだけではありませんし、身体に影響がある化学物質は、他にも空気中には多く存在しますから。

24換気は着けっぱなしにしましょうね。

正しく断熱性能がされ、断熱気密性能が高いサッシを採用している住宅であれば、三種換気で十分だと。

読んでいただきありがとうございました。

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