何に時間を使って計画するか 

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コロナ過前は、土日になると設備機器メーカーショールームは、多くの方が訪れていたのを目にしました。多くの来場者が、「どれにしよう」「これにしよう」と賑わっていました。

家造りを楽しんでいるように感じつつ。これから予算アップの現実を目の当たりにしたときどうなるかと思いつつ。私は、私でお客と同行していたのを思い出します。

建築会社も酷ですね。予算が決まっている中で、ショールームで商品確認。

標準仕様商品よりもいい商品が横に展示されていたら欲しくなってしまいます。

建築会社の予算アップ作戦に「してやられた感」が。

家を建てる際に、毎日使うものなので設備機器選びに時間を使うのも大切ですが、そこは出来るだけ、サラッと行った方がと。ショールームのスタッフさん、予算の事なんか考えていません。出来るだけ良い商品を買ってもらおうとしますから、標準仕様の確認と色を決めるだけ!と、肝に銘じないと。

予算をかけるべきは、構造と断熱施工と内装材、換気口率ですから、間取りや設備機器のわかりやすい所に予算も時間も使わない。

間取り打合せは、時間を費やしてしまいたくなりますが、予算アップにつながる部分でもあります。あまり、凝った間取りを作ってしまうと予算があがります。その時は、凄く素敵に見えても、30年後にその間取りで生活することをイメージしたときに、暮らしぶりは。快適に生活している姿が想像できるでしょうか。

一級設計士であれば、日射遮蔽、日射取得を考え窓の配置を含めベストな間取り提案をしてくれます。ただ、要望をヒアリングして、ファーストプランでトンチンカンな間取りを提出されるようなら、嫌、ファーストプランだと酷なので3回見て全く違うと感じた場合は、迷わず「チェンジ」してもいいと思います。

ただ、無理な要望が無いようにしないと、何度、設計士を変えても無理なので、要望は良くまとめる様にしたいですね。

時間軸で考えて、現状での要望に対して、一つ一つの要望項目が、10年後必要な要望なのか、20年後必要なのか考え、必要ないものはリストから削除してシンプルな要望リストを作る事が大切だと。しかし、ついつい沢山要望を出してしまう。先生と呼ばれる一級設計士は必要なければ、強く言ってくれますが、普通の設計士は、頑張って要望を汲み取りどうにか間取りを作ってくれます。ただ、無理のある間取りは、施工費に跳ね返るので予算を考えると得策ではないと。

「あの会社は建築費が高い」と言われる人が居ます。建築費が高い建築会社もあるかもしれませんが、その設計では建築費高くなる事を知ってもらえるといいと思います。

欲しいのは、基本性能(断熱性能)と室内空間環境がいい快適で健康に暮らせる住まい。

高い断熱性能の家で、快適に健康で暮らせる空間。

多くの時間を使って考えないと後で多くの費用が掛かることになります。

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