知らないでも買ってしまうもの 

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住宅は、とても高価な買い物のはずですが、良く知らないで買う方が多い不思議なものです。建売住宅を売る不動産屋さんは、「建物なんてどれも同じ」と言って売っています。確かに同じに見えます。使っているものが、ほぼ一緒ですから違いが分かりません。設置されている設備機器(システムキッチン・ユニットバス・洗面化粧台・便器)で判断?太陽光発電がついているとか・・・。設備機器で家を選んだという人少なくない。

建売でも、販売主さんによっては、断熱施工をしっかり行う所もなぁ・・・「無いか?」

無い事もないと思いたいですね。

建売の建物価格は大体、1350~1500万円位(30坪程度)の表示なので断熱施工をしっかりやっているのを探す方が難しいかもしれません。

来月から始まる説明義務は、言葉の通り説明の義務ですから、悪い言い方ですが「施工方法は義務では」となります。国交省のHPから「省エネルギー技術講習」テキストを見ていただくと管理の手間になることが分かります。

少し建築費がアップされる可能性もありますが、説明義務の説明は、仕様(断熱材、サッシ等)から数値化した基準に適合されているかの判断で、性能を約束するものではありません。

建築後、希望している性能では無くても、「国の基準通りに建築しています」と言われるのでしょうね。

施工もしっかり行うと思いたいところです。

販売価格に対しての、原価率が高いのと低いのはどちらがいいと思うでしょう。

3000万円の建築費用の原価が30%と70%では、出来上がる住宅の違いが明らかです。原価率を教えてくれることはあまりありませんが、内外装の仕様、屋根材、壁材、内装床、壁天井材、サッシ、設備機器(UB、CK、洗面台、便器等)比べればある程度分かります。

使っているのは、スレート系屋根材、サイディング外壁材、床合板、壁天井塩ビクロス、サッシは、アルミと樹脂の複合、大体同じ・・・等比べて、金額を比較すれば、ある程度察しが付きます。違いを聞くと怪しさ露呈されます。営業マン知識が無いので。

坪単価30万とか安い建築価格の住宅でも、打ち合わせを行っていくと最終的に坪60万円前後になるとの事です。わからないので、言われるがまま追加追加と金額が上がっていきます。気が付くと、近所の建売と同じ仕様で500万円くらい高い家に。違いを探してもあまり差が無い、わからないのが困ったものです。

問題は、調べても違いを見出すことが難いという事。同じものでも、表現が違うと違うものに見えてしまう。

情報が多くなんでも調べられるはずなのですが、情報が多くあるようでも、読んでみても同じに感じてしまう。違うのだけど・・・

不動産は、土地と建物で資産なのですが、今は、土地が資産で、建物が消耗品になっていて、消耗品だから、直して直して(メンテして、メンテして=お金をかけてお金をかけて)住みましょう。

知らないからでは、後悔しか残らない。

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