プラスアルファの効果 

室内空気環境改善

人間は、一日に2万回呼吸をしているそうです。1回の呼吸で500㎖の空気を吸い込み、ペットボトルにすると2万本分になるそうです。(※ご飯何杯という表現もあります。ちなみにご飯は約100杯分という事です。)1回の呼吸で500㎖・・・。気にして呼吸してもそんなに吸っているのかわからないですね。

呼吸によって多くの空気を取り入れているか思うと、取り入れる空気はきれいな方がいいと誰でも思います。

「今、吸い込んでいる空気は」「きれいな空気なのか?」と・・・感じます。

建物内に居るからきれいな空気を吸っているとは限らない。体調が悪くないのだから問題がないのか。目にゴミやウイルス等が入ると涙や目ヤニが出る、鼻から入ると鼻水がと。私も、花粉症ではないのですが、何かに反応して鼻水が止まらなくなることがたまにあります。原因不明ですが、室内に居ると発症して外に出ると治まる。何日も症状が続くことがないので気にしていません。どうでもいいですね。

口から入った空気は・・・吸い込まれて蓄積されて、体質と許容量によってアレルギーが発症してしまったり、しなかったり。

シックハウスや、花粉症も同じようなもので、それぞれの許容量が違うので、発症する人しない人、症状がひどい人ひどくない人が分かれると簡単な説明をされたことがあります。

室内は、建材や家具、什器等から出る揮発性化学物質や、生活臭(水回り、ペット、人間)、ウイルス、カビやダニ等があります。室内空気環境は良くはない状況だと・・・。しかし、気にすることなく呼吸することで体内に取り入れている。

住宅の気密性が高まり、今後、すべての住宅が「高気密化」していきます。気密が高いわけですから、換気をしないと汚れていってしまう。換気したとしても、100%換気がされるわけでは無いので、なるべくきれいな空気環境が作れるよう考えている建築会社はいろいろなアプローチを考えている聞いています。室内環境改善=自然素材は当たり前、今後、求められるのは、プラスアルファの効果と言われています。既に取り組んでいる企業も。

しかし、使われている物は、既存の材料に何かしらの効果が獲られるものを施工時に混ぜています。一定の効果がみられると言っても、既存の材料に混ぜたときに、何かしらの効果が獲られるかは、「効果が獲られているはず」と根拠のないもの。

微生物、有料微生物、善玉菌とか調べると出てきます。それは何と説明を求めても、良く分からない説明をされ、何となく納得する。

別に何かを混ぜなくても、自然素材を使った断熱性能が高い住宅なら良いのではと。

ここ数年、健康に暮らせる家を謳っている傾向がありますが、その先の、健康になる住宅造りへ向かうプラスアルファの建築が求められている様になるのはあとどのくらい。

コメント