最近、ウッドショックという言葉をニュースで耳にする機会が増えています。
アメリカと中国の需要の増加とコンテナ不足による木材価格が高騰しているとのことで、
1年で4倍も高くなっているとか。
ビックリです。
日本は、森林が多いから大丈夫ではと思う人もいるかもしれませんが、そんなに簡単な話では無い様です。
国土の70%近く森林がありながら、国内需給は40%弱と少ないのは不思議だと誰もが思う所です。少ないには少ない理由があるもので、林業従事者数が減っている事、高齢化している事など様々な要因がある中で国は何をしているのでしょう。
知らなかったのですが、作業にかける経費の7割が補助金で出ていると言う事ですが、木を植えたら幾ら、木を切ったら幾らと作業に対して補助金を出しているとのことです。計画性も何もないのは驚きです。
木を伐りたい人が増えていて、伐採屋みたいなことを始めている人が居るとニュースで観ました。良い事かと思いましたが、補助金目当ての話かと残念な思います。
国は、国内需給率を50%に引き上げようとしているようですが、生産重視で木を育てていく事はあまり考えていない様です。
一次産業全体に言えることの様ですが、農業、漁業、林業と状況は同じなので、将来を見据えた計画性のある政策を行っていただけないものなのでしょうか。
林業では、植林から製材までを計画的に行って、山を、木を育てる林業事業者が増えることを祈るばかりです。
以前、植林から製材までを一括して行っている林業事業者に伺ったことがあります。
広大な山林を決して多くない人員で管理している話を直接聞きかせていただいた事を思い出します。
植林・下刈り・作業道作り・間伐・主伐・製材の工程で一番大変な作業が、作業道作りとの事でした。
間伐・主伐材を山から降ろす作業が大変と言う事でした。
切った木の枝を落として、必要な長さにカットして・・・重機で一気にできる作業ですが、重機が入るための道が必要です。
山の整備は、災害対策にもつながります。木材として使用できる木を育てる為には50年以上の歳月がかかります。
直ぐにどうこうできる訳ではありませんが、育てる為の整備と必要な政策を考えていただきたいですね。
また、ビックリする話ですが盗伐が増えているそうです。
少し信じがたい事ですが、勝手に山に入って勝手に切って持っていくって・・・凄いですね。ただ、素人にはできない事だと思うので捕まえられない事は無いように思えますが、警察何もしてくれないそうです。
(九州は特に多いとか・・・九州・・・C国とかにもっていっているのでしょうかね・・・需要があるので。)怒られそう・・・
製材に持ち込まれたとして、これどの木と確認しても適当にごまかせるのが不思議です。
輸入木材が高くなって買えない事から住宅の梁材が不足しているとの事です。
米松なのでしょうね。米松ですから米が出さないのでしょうね。
入荷待ち状態で上棟する事が出来ないでいるとか。
価格に反映できない建築会社は大変でしょうね。
ただ、これから住宅購入を考える方は、建築費はアップして考えないといけません。
仕入れで上がった価格は、仕入れが下がっても下がらないのが普通な業界ですから。
読んでいただきありがとうございました。
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