実験ボックスで牛乳がヨーグルト

健康塗り壁材

自然素材を使った建築を行っている会社に行くと、使っている資材を使った実験展示物があると思います。

自然素材の塗り壁材は、アクリルボックスの床に無垢板を敷き、壁三面と蓋になる天井部分に自然素材を塗ったものと、床に合板を敷き、壁三面と天井蓋に塩ビクロスを貼ったものが2つ。それぞれに、水を入れたコップと温湿度計をいれて吸湿実験を行うボックス展示を見たことがあると思います。

ボックス中の温湿度計は、温度が大体24℃位で、湿度が合板クロスは湿度70%で、無垢自然素材は湿度50%前後と20%位の違いになっていて、いい状態を示しています。

しかし、放置しすぎると、温度は同じでも、湿度が両方とも同じ70%で「なんだこれ」と思う時があったりします。これ完全に、以前伝えた飽和状態です。実験のボックスは、30㎝角位なので放置の時間が長いと飽和してしまいます。

蓋を開けて団扇で扇ぐと、自然素材は、しばらく扇ぐと湿度が下がりますが、クロスはいくら扇いでも直ぐに高い湿度に戻ります。

ただ、自然素材塗り壁でも、吸湿が高く、放湿が弱いと扇いでも湿度がなかなか下がらない事があります。状況に応じて試せることがあるので、不振に思わずに突っ込みを入れて質問してください。その時の説明と対応で担当の知識量が量ることが出来るかもしれません。(知識無いと判断がつかないので、しっかり予習をしていくのが前提です。)

吸湿性能を見る実験ボックスですが、同じボックスを使って、違う実験をしています。(床の合板板と無垢板は取りました。※昨年4月に行っています。)

水の代わりに、牛乳を入れて6日間放置した結果は「さて、どうなると思いますか」とても興味深いと思います。

この写真では分かり難いですので、アップにした別の写真をご覧ください。

右が塩ビクロスのボックスで、左が「シャイニング大地」のボックスです。

右の牛乳は、腐って変色しているのが分かります。「シャイニング大地」の方は、変色せずに発酵してヨーグルト化しています。

「シャイニング大地」は、添加配合されている「BANSEI」(植物抽出液)のイタドリに含まれるポリフェノールのレストらトロールのフィットケミカルによって起こる植物性触媒作用により、空気中の酵母・乳酸菌が増えることによって発酵してヨーグルト化しています。

因みに、同じボックスに次亜塩素酸を入れると・・・牛乳は牛乳のまま残ります。

除菌されるので、酵母や乳酸菌の善玉菌も腐食菌、腐敗菌、カビ菌等の悪玉菌もすべてなくなるので何の変化も起こりません。

読んでいただきありがとうございました

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