補修性も性能の1つ 

健康塗り壁材

補修痕が目立たないのは、自然素材として重要な性能の1つです。

自然素材を使いたい理由は、揮発性化学物質が出ないこと、湿気を吸ってくれること。その他、メーカーさんによって違う特徴をあげていることもありますが、大きなポイントは2つだと思います。

しかし、一番考えたいことは、補修性が高い事、補修をしても痕が残らない事も。

自然素材として使われている素材は、主に石灰を使用した漆喰風の材料。漆喰風以外にもセメントもしくは、石膏を接着硬化に利用しているものもあります。セメントは、硬化が高いので傷がつきにくい事を売りに補修はいらないとしている・・・でしょうか。石膏は、石灰より少し硬い位でしょうか。石灰よりも補修はし易い材料になると思いますが、補修部分が盛り上がってしまうので補修跡がわかる感じで、また、石灰同様に粒子の細かいものが含まれるので、白っぽく白華のような症状が出ることが。

石灰は、白華か斑のような症状が出るので、補修跡が残り易い気がします。

※骨材に付着している材が水で溶けて黒いブツブツが浮き出ることも。

材料には、骨材が入っているので、小さな補修は、骨材が邪魔をして補修跡が残り易くなるので、材料をこし器でこしてパウダー状にして補修する様に教わると思います。ただ、骨材が無い分、ツルっとした補修仕上がりになるので、表面の微妙なザラツキ感が出ないことが、センスが必要な処理になる。補修は簡単なようで、繊細な作業となるので自分で出来ると言われても大変な作業である事は間違いありません。

補修がいらないのが一番いいのですが、補修がいらないというのはなかなか難しい所です。予期せぬ事は起こりますので・・・。ですから、補修が簡単で手間いらず。

材料を水で溶いてクリーム状にして傷に塗るだけで痕が残らない補修性能が求められます。

補修性能については、取扱う施工店、建築会社の現実的な悩みなだと思います。

施工中の予期せぬ傷による補修や、追加変更によって発生する補修(コンセント、照明位置変更)は追加予算が発生します。追加として貰えればいいのですが、追加費用として貰えない事の方が多く、少ない利益をより少なくする原因となり、予期せぬ補修を見越して、利益率を高くしてしまう事で、請負金額が高い建築会社も。

自然素材塗り壁材としての性能はいろいろありますが、使用する自然素材を選ぶ際には、補修施工性も考慮いただけるといいと思います。

まあ、建築会社からすると、使っている材料が良いというのは決まっていますが、意外と何がいいかを良く分からずに使っている事も多いので、詳しく確認することも住宅選びで重要項目の1つだと思います。

デモを行ってもらうといいと思います。

塗り方も・・・。

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