基本性能の次は、開口部分の 

室内空気改善断熱

室内空気環境改善ステップ

ステップ1 建物の基本性能向上(高断熱化)

構造上に存在する隙間によって起こる、対流熱を無くす為に行う気流止めを行う事が基本性能を向上させる・・の続きですね。

多くの住宅は、構造上、必ず隙間が発生してしまう様になっていました。

20年位前から、根太レス工法が行われる様になったのは、通常、床お施工は、建物外周の土台と大引きに、根太木を450㎜間隔で打って、15㎜コンパネを張り、仕上げの合板フロアーを施工する硬いですが。

この根太打ち作業を無くす事で、根太木の材料費と根太をカットして打ち付けていく作業手間がカット出来て、プラス工期の短縮にもなったのですが。

今となっては、コストダウンではなく、気流止め施工になっていると・・・。

土台と大引きに根太を施工する事で発生する隙間が、床下と壁をつなぎ、空気を動かす原因になっていました。

現在、建築されている住宅が、根太レス施工になっている訳ではありませんが、次世代省エネ施工技術により、気流止めを施工するように推奨されていますので、されていると・・・。

多くの既存住宅は、気流止めがされていないので、空気が動いていますから温度差が起こり、結露が発生しやすい状況にあると言う事になります。

正しく、気流止めを行う事で、断熱性能を取り戻すことが可能になります。

※細かい事を考えるといろいろあるのですが、大きな解体を行わない施工で考えると、床下、小屋裏に入れる開口があれば施工できる気流止めを行うのがいいと・・・。

昨日の、おさらいが長くなりましたが、基本性能を向上させたら、次に行うのは!?

そうです。

開口部分の性能アップ、サッシの改修です。

アルミ製単板ガラスのサッシは、性能がどうのと言える品物では無いので・・・。

熱は、通し放題・・・。隙間は、風入り放題・・・。

と言っても、簡単に変えられるものでもありませんから、内窓設置が一番簡単な方法となります。

ただ、前にも書いた通りに、既存のサッシの劣化状態によって判断をしないといけませんので、ただ、安く上げたいと取り入れてしまうと、数年で既存サッシの寿命が来て全交換となってしまうと目も当てられません。

状態を見極めての対応をお勧めします。

基本性能=断熱性能を向上させた上での、サッシ性能アップが流れになると思いますが、多くの方は、基本性能そのままに、サッシ性能を改善してしまうので、あとから問題が出てきてしまうと言う事があると聞いた事があります。

相談の際に、何が目的で、工事を行いたいかを明確にして置くことで防げる問題ですが。

サッシの性能を上げると、断熱性能が良くなると勘違いをしてしまう様な、触れ込みが多くあるので、頼む側も、頼まれる側も勘違いをしてしまうのは仕方が無・・・くは無い。

終わった後に、クレーム付けても後の祭りです。

正しく、判断をしてもらい、見積をしてもらう様にしたいですね。

基本性能が上がり、サッシの問題も解決出来たら、室内空気環境改善ステップ2です。

続きは、また、次回に・・・。

読んでいただきありがとうございました。

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