今は、チャンスですがピンチです 

気になった事

ウッドショックによって、国産材が見直されるようになるのは良い事なのだが、だからと言って伐り出して製材・・・とはいかない。

林業従事している人の数を調べると2984人・・・1社の事業者数ではありません。

全国で2984人しかいません。

森林が国土の66%の2505万ha

その内、1348万ha天然林、1020万haが人工林で残りが無立木地・竹林と言う事です。

1020万haの人工林を2984人で見ている・・・3418ha。

東京ドーム727個分の広さを一人で見ることになります。

どう考えても無理な話、人工林と言っても実際に整備され木材として利用できる人工林の広さはもっと少ないと思いますが、それでも、従事者数を考えると生産を増やすのは大変な事だと素人目に見ても分かります。

多くの木材を輸入に頼っている時点で何かがあれば、木材が足りなくなる事は考えつくようなものではと思えます。

林野庁では、今回の事はどのように考えているのでしょう。

まぁ・・・木材不足になっていて国内需給が増やせない事を考えると・・・

林業事業者の数も従事者数も少なく、高齢化している状況では難しい事だとは分かるのですが、収束の見通しが無い状況で言うのもなんですが、将来的にまた同じような事が起こると考えたら、直ぐにでも対策をしていかないといけないのでは。

建築資材用の木材を育てようとすると、今から植林したとして50年かかります。

木は、勝手に育つものですが、手を入れないと使える「木」にはならないと。

10本植えたら10本同じように育つことは無く1本1本個性が出てきます。

高さ、太さ、枝数など、見極めて「下刈り」「枝打ち」「間伐して」を繰り返すことで立派な「木」に育ちます。

盆栽も手入れをすることで価値を高めます。

鉢に植えて放っておいても価値あるものにはならない。

直ぐにとは言いますが、実際に整備して植林して、とはいきません。

まずは、求人と人材育成が必要になります。

求人大変ですが、今なら集められそうです。

木に囲まれて仕事をするわけですからフィトンチッド効果で免疫力がアップして・・・コロナはどうか分かりませんが。

健康になることは間違いないかと・・・。

一日の作業時間の多くは移動にかかるので、実質の作業時間は短いと聞いた事があります。

林業だからと言って山の中で暮らすわけでは無く、普通に携帯が使える環境。

山の中は、映えるものだらけ・・・。

育成の方が大変かもしれません。

少し研修して覚えられるほど簡単な仕事ではないと。

一人前になるのには、3年から5年はかかると言う事です。

伝えられる人も少なくなっていると思います。

求人して、人材育成しつつ、生産計画性がある山を作るのには多くの時間が掛ってしまうのでしょう。

このピンチをチャンスに変えると言っている人は、何をもってチャンスにするのかと思ってしまう。

林業を知ってもらう方法を考えないといけないと思います。

遣り甲斐が無く仕事をしている人いると思います。

誰も知らないから、知ってもらう事がスタートになると。

知らない人は多いと、どの様に知らせるかを考える事が大切なのだと

林業でインフルエンサーになる様な人が居ると良ですね。

読んでいただきありがとうございました。

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