室内空気環境改善の為に断熱する 

室内空気改善断熱

室内空間の空気環境を改善することを考えると、室内の内装材を変えればいいという訳にないかない。建物は、バランスが取れている事が大切なので、仕上げ材に自然素材を使ったからと言って、室内の空気環境が良くなるわけではありません。

断熱拐取も同様です。断熱材を入れれば断熱性能が良くなるわけではありません。

バランスを考えずに、良いと聞いたから取り入れる、施工するというのは、意味の無い事にお金をかけることになってしまいます。

それは、新築・リフォーム・リノベーションも同じです。建物の性能向上を考えた場合、建物バランスが取れているかが重要になってきます。

新築で、性能が高いサッシを付けるとか、いい換気システムを入れるといいとか、リフォーム・リノベーションで性能が高い断熱材を使うとか、建物のベースがどの様なものなのか知らないと、いい物を使っても、宝の持ち腐れになって役に立たないという事が起こります。

躯体の基本性能について、新築は、ないと信じたい所ですが、差があるので見極めが必要になる事です。リフォーム・リノベーションは、既存状況を考えないと失敗してしまいます。

スケルトンリノベを行うのであれば、多分・・・大丈夫だと思いますが、大きく解体をしないリフォーム・リノベーションを行う場合は、新築同様に注意が必要になります。

一番やってはいけないと考えるのが「部分改修」。

「大きな予算が掛るから、必要な部分だけを断熱改修しましょう」とか言われて、この人いい人なって思わないでください。契約欲しいだけですから。

断熱の部分的な改修に限っては、建物寿命が短くなるのでお勧めできません。

施工したところは良くなりますが、施工しなかったところはどうなるでしょう。何も変わらないと思いますか。大きな間違いです。一部をプラスに変えることで、マイナスがなくなったと勘違いしてしまいますが、マイナス分が無くなっているわけでは無いので、何処かにマイナス分が移るだけです。お解りですね。マイナスは、何もしなかったとことに影響を及ぼすんです。未施工部分に。

石膏ボードとプラスチック系断熱材が一緒になっている商品があるの知っていますか。良いものだと思いますが、基本の断熱性能が高い建物に対して付加断熱の為に使用する考えた方がいいものだと思います。性能が低い住宅で使うと、施工していない部分に悪影響が起こる・・・。

マンションの断熱改修を考えている方にはいいものだと思います。使用するのは、外壁面に隙間なく、連続しての施工が望ましいので、施工の際は、発泡ウレタンを適切に使用しながらの施工をしないと効果がありませんので要注意です。

高価な商品ですから、必要のない部分に施工しても意味も効果もないので、使用施工面は外壁に面した壁だけ十分。それと、内窓の設置を忘れない様にして下さい。マンションだとベランダ側に大きなサッシが2か所と通路側に同じく2か所とかなので、それ程高くないと思いますし、付けると付けないでは効果が全く違う合わせて施工することをお勧めします。

できれば、カバー工法をお勧めしたいところですが、少し費用が掛かるのと建物によっては施工不可のところも有るかもしれません。

施工の際は、ウレタン接着工法がベストです。それ以外は、内窓の方がまだましかと。

マンションの断熱改修は、施工の注意点が多々あるので、内容が分かる施工業者を探してお願いすることをお勧めします。

戸建てについては、次回・・・

読んでいただき、ありがとうございました。

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