サーモカメラの画像で差を確認する。

気になった事

雨が降った後は対外寒くなるのが基本の様ですが、昨日今日と寒いどころか暑くなっています。

愛知県の12月の平均気温は、最高で9℃、最低で0℃となっていますが、昨日の最高気温は17℃の最低気温が7℃と最高気温は平均の倍近い気温でとても暖かく、今日も、最高気温15℃でした。12月に入って、平均の9℃を下回った事はありません。

寒い季節に生まれていますが寒いのは、苦手なので暖かいのは嬉しいのですが、季節感がなくなるので何とも・・・。

温暖化の影響と・・・言い出す方が多くいらっしゃるのだと思います。

こんな気温が続いていたら言いたくなる気持ちは分かります。

しかし、この暖かさが温暖化ではなく、寒冷化のきっかけに過ぎない、何て言う事は無いでしょうかね・・・。

天気予報を見ると、23日まで10℃を下回る日は4日程度となっています。

寒くならないという話は無いのでしょうが・・・年末から年明けは寒くなっていくと思いうと・・・。

住宅の断熱性能を確認する際、サーモカメラを使っているのをよく見かけませんか。

夏の日中に、断熱性能が低い住宅をサーモカメラで写すと、外壁は熱を帯びて赤く写ります

太陽光=輻射熱が当たっているのですから熱を帯びているのは当たり前です。また、輻射熱によって熱せられた外壁材のサイディングに熱が浸透して、接している胴縁材に熱が伝わり、接している柱や間柱に熱が伝わり、断熱材のグラスウールは熱を伝えない様に断熱しつつ熱を含んでいます。赤く写るのは当然の事と・・・そして、屋根はもっと熱くなるので赤々と映ります。

では、断熱性能がいい住宅は、どう写るのでしょう。

写り方に大きな差は無いのだと思います。何故なら、熱くならない訳ではないので・・・太陽光=輻射熱に照らされているのですから、ましてや使っているサイディング材の素材は同じものです。不在または、冷房を使っていないとサーモカメラの画像で差を確認するのは難しくなる気がします

冷房していても、冷房している部屋がサーモカメラで撮る面に無いと差が分からないかもしれません。冷房の冷気が逃げているところがあれば、その部分は温度が低く写ります。熱を通しやすい、窓ガラスは、青く温度が低く写りますから。

遮熱が施されている住宅とは違います。

「遮熱」ですから・・・感じの通り「熱を遮る」熱を伝え難くするのが断熱で、極端な言い方、遮熱は伝えないとなります。反射、跳ね返すという方が分かりやすいのかもしれません。

反射して、跳ね返すので、外壁表面に施工をしているとサーモカメラで撮影すると、反射しているとはいえ、太陽光=輻射熱は降り注いでいるので、外壁の温度は上がってしまいますから赤黄色と外気温程度の温度位に写ります。

屋根に遮熱シートを張っている住宅は、遮熱シートによって熱を跳ね返しているので、屋根材は、より高い温度になるので白く写る。

外壁に遮熱シートを張っている住宅も、熱を跳ね返しているので白く写るのだと思いますが撮ったことが無いので・・・普通に考えれば白く写るのでしょうね。余談です。(;^ω^)

差が分かり難いケースがあるので、困ってしまう事があります。

冬の場合も同じことが言えますが、夏よりも冬の方が分かりやすいのだと思います。

そして、撮影するのは、夜がいいですね。日中にとっても差が分かり難いとおもいます。

断熱性能が高い住宅を冬にサーモカメラで撮影すると、外壁は、黄色味がかった青に写ると・・・。断熱材が機能しているので、断熱材が内部の熱を逃がさない様にすることで断熱材自体が熱を持つからです。断熱性能が低い住宅の場合は、壁の中で気流が発生して詰めいた空気が流れている事から断熱材が機能しないので、青く写る部分が多くなる。ただ、内部を温める事によって、壁自体が熱を持ち伝導熱で柱や間柱を温めるので、構造部分が黄色く写る部分が出てくると思います。

屋根に近い部分では、熱が高く表示されるかもしれません。暖かい熱が逃げていく部分ですから・・・。

熱の欠損部分を確認するのに、サーモカメラはとても有効的な方法になりますが、見方によってどうとでもなったりするケースもあったりします。

ただ、撮影時の状況によって差が分かり難かったりするので、注意が必要ですね。

何時でも取れば差が出ると言う事では無いので、特に、リフォーム・リノベーションで、Before・Afterの撮影をする場合は、撮影時の外気温は近い気温の時に撮る必要があると思います。また、雲の有無も確認が必要なのだと思います。

カメラの性能がいいので、しっかりと合わせることが大切です。

読んでいただきありがとうございました。

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